用語集 A to Z




【GPプレーン】
“Gas Powerd”の略。エンジンを搭載しパワーソースにするR/C飛行機のこと。

【自己放電】
外部回路を介して電流が放電させるのではなく、バッテリーの容量が減少していく現象のこと。バッテリーの保管状態にもよるが、ニカド、ニッケル水素の場合、平均して1日1%の自己放電がある。

【治具】
工作用具のひとつ。作業の精度を上げ、能率をアップさせる専用の道具。R/C飛行機用では主翼製作用治具などが発売されているが、製作中の機体に合わせて自作する場合も多い。

【実機】
実物の飛行機のこと。

【失速】
翼上面の気流が剥離し、結果として揚力が急激に減少し、また姿勢が急激に変化してしまう現象のこと。飛行機の翼に発生する揚力は、その迎え角が増えるほどに大きくなっているが、ある角度にまで達すると、翼の上面に流れる気流がはく離が生じてしまい、揚力は急激に減少してしまう。

【重心位置】
飛行機の重力の中心点のこと。ほとんどの場合前後位置を指す。そのポイントは、主翼の揚力作用点付近に設定されており、主翼の前縁から翼弦長の25〜30%のあたりの位置にある。R/C飛行機では、重心位置を合わせるために胴体内部の受信機やバッテリーの位置を変更することで行う。それでも調整ができない時には、ウエイトを用いて、必ず所定のポイントになるようにセットする。

【充電】
外部の電源から電流を通して、電気を化学エネルギーとして蓄えること。

【充電器】
バッテリーを充電するための機器のこと。バッテリーの種類や機能によりさまざまな種類がある。R/C用のものはほとんど直流タイプ。

【主翼】
飛行機につく最も大きな翼で、空中に浮かぶ揚力のほとんどを発生する主たる翼。

【昇圧回路】
充電器の機能のひとつ。充電器側で電圧を上げる機能で、これにより親電源が対応する電圧以上のバッテリーを充電することができる。

【上空旋回】
機体が離陸した後に、上空で旋回すること。初心者はまずこの上空旋回がキレイにできるようにトレーニングを行う。

【上反角】
前または後ろから見た時に、端にいくほど高くなっている主翼の形状のこと。機体の姿勢が傾いていてしまっても、主翼に上反角があれば、機体は自然とその姿勢を復元、回復させようという働きが生じ、飛行機の横安定性を向上させる。入門機には通常6〜7°の上反角がついている。

【ショックコード】
小型のグライダーを発航させる装備。強力なゴムと丈夫な糸をつなぎ、糸の端を地面に打ち込み、ゴムを引っ張って手を離すことでパチンコのようにグライダーを射出させる。

【自律安定性】
機体がフライトしている時に、自然と姿勢を水平に保とうとする能力。これにより機体が安定してフライトする。高翼であり、翼の上反角が強い機体ほど、その傾向が強く、細かく舵を打って機体姿勢を制御する必要がないため、入門機などで求められる能力。