2010 1/8GPオフロード全日本選手権 

2010年度 「1/8GPオフロード全日本選手権」グランドファイナル10台中7台進出!

■ 2010年10月22日(金)から10月24日(日)   千葉県市原市  フタババギートラクト



去る2010年10/22より10/24まで千葉県:フタババギートラクトサーキットにて「JMRCA 2010 1/8 エンジンオフロードカー全日本選手権」が行われた。今大会は全国の地区予選から選抜となる計79名の参加。そして、32名の京商ユーザーと共に、日本一を目指し初日から白熱したレース展開へ。TEAM KYOSHOからは足立伸之介・河本篤志・田中和哉各選手が入念な準備のもと参戦した。

 




大会開催日前日は終始雨模様だったが、大会本番の初日には天候も回復。
午前中には予選組合せを確定させる為の練習走行が実施された。仮組合せの各ヒート10分間走行の中で、一周のベストラップタイムを計測。そのベストラップの結果を元に午後から行われる予選の組分けが決まるのだ。
終止湿った路面に対し「スリックタイヤ」を各選手はチョイス。足立伸之介選手を筆頭にチーム京商インターナショナルの河本篤志選手、京商JAPANの田中和哉選手をはじめ、各選手が最終調整をかねて午後の予選会へ挑んだ。





練習走行同様、スリック路面となった第1ラウンド。
コースレイアウトの難しさに加わり、エンジンバギーでは珍しいハイグリップ路面に各選手が困惑。そんな中、練習走行から好調の河本 周選手が第1ラウンドを制し、京商インファーノMP9が幸先のよい結果となった。
第2ラウンドではコースグリップは安定し、レースも次第にペースが上がり各選手のベストラップも更新されて行く。そんな中、昨年度ディフェンディングチャンピオンの原選手がトップタイムをマーク。2番手には1ラウンド目TOPだった河本 周選手となった。
初日の結果では、TOP2名は同ポイントの結果となり、目が離せないポイント争いへ。大会2日目に行われる予選3〜5ラウンドの結果次第だが、他京商ワークスも上位を目指してファイトだ!





大会初日の結果を元に再組合せが行われ、朝一番に練習走行開始。
昨日は終始湿った路面だったが、練習走行の後半には走行が進むにつれ徐々に路面が乾き始めた。誰しもがタイヤの選択に苦しむ中、予選第3ラウンドがスタート。スリック路面とは異なり、コース上には軽い砂が浮き出ている。マシンをコントロールする事が難しい状況の中、卓越したドライビングで、足立伸之介選手がトップでゴールを果たす。
第4ラウンドでは、走行中に変化する路面状況に各選手の適応能力が求められる中、トップゴールを決めたのは田中和哉選手。そして、予選最終の第5ラウンドでは、京商ワークスの足立伸之介選手・田中和哉選手・河本周選手・HBの原選手のポイント争い。ここを制するとTQ/シード権が確定となる一番のラウンドだ。足立選手は惜しくも0.9秒差でTOPに及ばず最終ラウンドを2位ゴールとなり、結果HBの原選手が総合ポイントのTQを獲得。
グランドファイナルシードは、田中・足立選手の両選手が、ラウンドの3つで同ポイントとなり接戦となる。ベストポイント獲得時のタイムで田中選手が上回り、足立選手は惜しくも、1/2ファイナル決勝の1番グリットからの出走となった。





蓋をあければ、グランドファイナル進出車は、なんと10台中、京商車両7台に。決勝60分間のレースへいざ挑む。
しかし、決勝レースグランドファイナルの前、予想よりも早くに雨が降り始め、一時は大粒の雨。路面が一変してウェットコンディションでのレースとなった。

決勝ではスタート直後に足立選手が後ろからの車に絡まれ、大きな差を広げられてしまう。
TOPの原選手・大阪選手・田中選手・河本選手と続き、路面変化が刻々と変化する中、小さなミスをも見逃さずその度に順位が入れ替わる。
レース開始20分近く過ぎた辺りから、無限精機の大阪選手がトラブルの為戦線離脱し、TOP原選手・2番手の田中選手が2秒以内の接戦を繰り広げる。



30分のコールではすっかり雨も止み路面はスリック路面に変ったところで、TOPを走行のHBの原選手がメカトラブルにより、田中和哉選手がTOPとなる。2番手には河本篤志選手。3番手に河本周選手。4番手茂木選手。5番手に小林英樹選手と上位5台が京商車で独占。しかし、早々とレースへ復帰した原選手が、ここでスリックタイヤへチェンジし、他の選手より約5秒近くも速いラップで猛追。

ここで、TOPを走行していた田中選手が残り15分のところで、すかさず、スリックタイヤに変更。一時は3位を走行し、タイヤ交換をせず、逃げ切りの体制に入った河本篤志選手だったが、田中選手が河本選手を残り9分の時点で、猛追従により、再びTOPへ返り咲き、悲願の全日本選手権初優勝へ。2位に河本篤志選手。3位に河本周選手となり、京商 INFERNO MP9が表彰台を独占する事となった。




ここに、優勝を遂げた田中選手にエールを贈ると共に、京商BUGGYをこよなく愛してくれた、32名の優秀なドライバーたちへ心から感謝を致します。2010年、全日本バギー選手権。各々のドライビング特性とセッティング、ユーザーそれぞれに味付けが施された、彩り様々なMP9の姿がそこにあった。





<優勝者より一言>





■大会を振り返って

やはり勝利の最大の要因は、助手とのつながりです。それがなければ勝てなかった。原選手の39秒台連発を連呼されるアナウンスに、あうんの呼吸でチェンジしたタイヤ。そして刻々と変わる状況に、共に対応した瞬間瞬間が今も頭をめぐっています。

■世界戦に向けてコメント

聞くところによると難しいコースらしいじゃないですか。まあ、がんばります。



No.31785
1/8 GP 4WDレーシングバギー
インファーノMP9 TKI2
(Team Kyosho International 2)


キット価格 \92,400(税込)









■リザルト
Pos.
Name
LAP
Total
1
田中 和哉
78 Laps
1:00:19.723
2
河本 篤志
77 Laps
1:00:14.881
3
河本  周
77 Laps
1:00:41.311
4
原 篤志
76 Laps
1:00:10.915
5
茂木  誠
76 Laps
1:00:39.554
6
安宍 祐一
75 Laps
1:00:22.957
7
足立 伸之介
74 Laps
1:00:16.402
8
小林 英樹
74 Laps
1:00:40.824
9
高城 航
74 Laps
1:00:42.411
10
大阪 賢治
30 Laps
24:51.510
Kazuya Tanaka
Atsushi Kawamoto
Itaru Kawamoto
Makoto Mogi
Shinnosuke Adachi
Hideki Kobayashi
   
Wataru Takashiro