【R / アール】 半径を意味するRadiusの頭文字で、通常は80R(半径80mの円を描くカーブ)というように、コーナーの半径を示す時に用いる。急カーブのコーナーを「R(アール)が小さい」などという。 【RR / アールアール】 リアエンジン・リアドライブの略。シャシー後部にエンジンやモーターを搭載し、後輪を駆動する方式。リアタイヤに荷重がかかり、接地力が高まるのが特長。ラジコンカーでは電動バギーなどに一部見られる駆動方式。 【R/C】 ラジオコントロール(無線操縦)の略。一般的にアールシーと読む。 【アイドリング】 エンジンのスロットルバルブ(燃料や空気を送り出すための管や弁)を最も閉じ、エンジンが最低速で回転し続けている状態をいう。R/Cカーの場合、アイドリングの状態ではクラッチが繋がらない設定となっているので、その場に停止し続けることができる。 【アイドリング調整ビス】 アイドリング時のエンジン回転数を最適なものにするため、スロットルバルブの最低開き量を微調整するビス。 【アウト・イン・アウト】 コーナリング半径を可能な限り大きく取り、クルマのコーナー通過速度を上げるための走行ラインをいう。コーナー進入時には外側を走り、コーナー中央部では内側につけ、コーナー脱出時には再び外側を走る。外・内・外というライン取りになるため、この名称で呼ばれる。もちろん実車でも基本とされるコーナリングのライン取りである。 【煽る / あおる (1)】 エンジンのストール(回転がストンと停止してしまう状態)を防ぐために、スロットルを開けて回転数を上げること。レースなどでスタートのタイミングを計るため、スロットルを開けてエンジンをふかすこと。 【煽る / あおる (2)】 スピードの遅い、もしくは自分の走りたい走行ライン上にいる前車を急がせたり道をあけるように、後ろからクルマの動きで促すこと。 【アクション】 様々な意味を持つが、R/Cカーの場合は、一般的にクルマの動きのこと。 【アクスル】 タイヤの中心軸に装着されるシャフト(動力を伝える回転軸・心棒)のこと。アクスルシャフトともいう。 【足周り】 タイヤを含むサスペンション全体、もしくは関係パーツの総称。 【アジャスト】 調整する意味。「アッパーアームの長さをアジャストする」などと、マシンのセッティングにおいてさまざまな場面で使用される。 【アスファルト】 原油から重油を取り出した残りカス。砂利や砕石などを混ぜて道路などの舗装に用いる。現在はオンロードサーキットの大半がアスファルトを使用していて、その目の細かさなどの路面状態がタイヤグリップの重要なカギとなる。 【頭打ち】 ピニオンギヤが小さすぎることなどが原因で、モーターやエンジンが回りきってしまっていても、トップスピードが伸びないこと。 【アッカーマンアングル】 コーナーをスムーズに曲がるために、ステアリングを切る角度に比例したフロントタイヤに付ける左右輪の動作角差のこと。通常はステアリングを切り込むにつれ、内輪(曲がる方向のタイヤ)のほうが外輪よりも内側に切れ込んでいくよう角度が付けられる。アッカーマン比とも言う。 【圧縮比】 エンジン内では、ピストンが上下運動をすることでシリンダー内の混合気が圧縮されて爆発を起こす。この爆発がエンジンカーの動力となるわけだが、この時に混合気がどれだけ圧縮されるかを示すのが圧縮比。 【アッセンブリー】 各構成パーツが組み上がってひとつのユニットになった状態のこと。「足周りのアッセンブリーを交換する」というように用いられる。 【アッパーアーム】 ダブルウイッシュボーンタイプやマルチリンクタイプのサスペンションで、上側に位置するサスアームのことを言う。サスペンションアームとはシャシーとタイヤを連結する、いわゆる"脚"の部分。 【アッパーデッキ】 ダブルデッキタイプのシャシーで上側に位置するシャシーのこと。アッパーシャシーなどとも呼ばれる。ちなみにダブルデッキとは、メインシャシーの上にもう1つプレートを組み合わせることでシャシーの強度を向上させたものをいう。 【アップグレード】 入門クラスから中級クラス、また中級クラスから上級クラスというように、上のクラスのキットやパーツ、アイテムなどを使用したりして進化することを言う。 【アップライト】 シャシーとタイヤを連結するサスペンションアームの先端部の総称。 【ADバンド】 アドバンドと呼んでいる。50MHz帯周波数を使った微弱FM変調電波による新しいバンド領域。現在(※2004年5月現在)20バンドが用意されている。 【アドバンテージ】 優勢・優位の意。R/Cにおいては性能などのある部分において優れていること、またはレースで優勢な状態にあることをいう。 【アペックス】 頂点。コーナーの先端。 【アライメント】 タイヤがどのような角度で取り付けられているかを示す、トー角、キャスター角、キャンバー角などを総称して表す用語。ホイールアライメントとも言う。 【アンジュレーション】 路面のうねりのこと。 【アンダーガード】 オフロードカーなどで、シャシーやバルクヘッド底部を保護するために取り付けるパーツ。 【アンダーステア】 ステアリング操作に対して、狙ったラインより外側を回ってしまい、なかなか曲がってくれない状態。 【アンチロールバー】 サスペンションの動きを左右連動させてロール(コーナリング時などの遠心力で車体が傾くこと)を軽減させるためのパーツ。ピアノ線などで左右のサスアームを連結するものが一般的。=スタビライザー 【安定化電源】 交流電流(日本では100V)を直流電流(R/Cでは一般的に12V)に変えるための機器。家庭用AC電源でDCチャージャーを使う時などに必要になる。 【アンテナ】 送信機や受信機に取り付けられている、電波を送受信するためのもの。 【アンテナパイプ】 電波を受信しやすいように、受信機のアンテナ線を、まっすぐに立てて取り付けるためのパイプ。 【アンプ】 エレクトリックスピードコントローラーの旧称で本来のアンプ(増幅器)としての機能は備わっていないため、「スピードコントローラー」と称する場合があるが、固定抵抗式の機械的スピードコントローラーと区別するために、京商製品関連情報においては「アンプ」という呼称に揃えている場合がほとんど。 【アンペア】 電流を表す単位。「A」という記号で示される。 【アンペア・アワー】 電気量を表す単位。「Ah」という記号で示される。 |