2016 KYOSHO POWERBOAT GRANDPRIX
2016年10月16日(日) パワーボートグランプリ in 松戸  千葉県 松戸市江戸川河川敷

千葉県松戸市江戸川河川敷にて10月16日に表記大会が行なわれました。
快晴となったこの日は水面も穏やかでボートには絶好のコンディション。初参加7名を含む述べ28名のエントリーが集まり、午前3ラウンド、午後1ラウンドの合計4ラウンドのレースを楽しんでいただきました。
残念ながらEP-TNクラスのエントリーが少なく、今回はEP-ST/EP-OP/GP-18/GP-28/FMRの5クラスでのレースとなりました。
昼休みには新製品のドローンレーサーの水上走行デモンストレーションを行ないました。
初めて目にする選手も多く、色々な質問がありましたが、「是非大会を開催して欲しい」といった声が多く、新しいジャンルのレースに皆さん期待しているのが伝わってきました。

EP-STクラスは直線速度が速いツインストーム800の柳澤選手とインベタでコースを攻めるジェットストリーム600の日高選手のトップ争いが最終ラウンドまでもつれ、柳澤選手が1着、日高選手が2着でゴールし最終的に柳澤選手が-50Pのハンデをものともせず優勝、2位に日高選手、3位に松下選手が入りました。この上位3名は次回以降の大会にはハンデが課せられます。
EP-OPクラスは新製品ハイドロプロで参戦の伏木田選手とARPROの四本選手が抜きつ抜かれつのトップ争いを繰り広げました。ダントツの速さを見せた伏木田選手でしたが、125P差のトップで迎えた最終ラウンド、何故か走りが若干粗くなってしまい転覆-復帰を何度かしているその間に四本選手がトップを奪取、逆転優勝となりました。
GP-18クラスは終始安定した速度とライン取りを見せた日高選手と、速度では負けていない遠藤選手の2名が1着を取り合いましたが、遠藤選手は1着かリタイヤと言う不安定さから順位を落とし、結局日高選手が優勝、2位に田名網選手、3位に遠藤選手となりました。
GP-28クラスは小林選手が安定した走りで2ラウンドまでトップ独走状態。それを追う高橋選手は2着を2回取るも2回ともフライングで計220Pの減点、さらに3ラウンド目で転覆0Pとなりトップ争いから脱落。その隙に伊沢選手が後半ラウンドで追い上げを見せましたが、結局小林選手が1着を3回取り優勝、2位に伊沢選手、3位に高橋選手となりました。
FMRクラスは2ヒートに別れ、各ラウンド得点順に組合せを変えてレースを行ないました。まず1ラウンド目がスタート。先頭の岸選手に引っ張られてしまい、いきなり3艇がフライング。しかしこのヒート、トップの岸選手以外が全滅する波乱の展開。もう一組は石井選手がトップスタートしたものの、残り2周でラインが外に膨らんだ所をインを刺されて2着に。続く第2ラウンドの1組目、スタート待機中にエンストする艇が続き結局完走できたのは遠藤選手のみ。第3ラウンドの1組目は、またも待機中のエンスト艇が続き、鈴木正男選手が単独で1着ゴール。この日3回目の単独走航ヒートとなりました。エンストやリタイヤが多かったFMRクラスを制したのは岸選手、2位に遠藤選手、3位に内堀選手という結果でした。

 


  • エンジン始動エリアを設けて一斉にエンジンスタート。
  • 親子で参加の伊沢選手。娘さんの応援で見事2位に入賞。
  • 発売されたばかりのハイドロプロのバトル。先行するのは伏木田選手の14.4V NiMH仕様、追うのはRCマガジン7.2V NiMH仕様。伏木田選手の艇はEO-OPクラス最速でした。
  • GP-28クラス3ラウンド目、高橋選手のFMR。スタート前に痛恨の転覆。このラウンドは0Pでしたが、最終的に3位に入賞。
  • GP-18クラスのデットヒート。綺麗に並んで第3コーナーへ。
  • EP-STクラスのスタート。 手前のツインストーム800と奥のジェットストリーム600で熾烈な優勝争いを展開。
  • FMRクラスのバトル。ルースターテールで巻き上げられながらも無事に完走。
  • 今回RCマガジン誌からレースと新製品の取材に訪れたカメラマンの小見氏。その場で渡されたハイドロプロでいきなりのレース参戦。ラウンドを重ねるうちに安定した走りに。
EP-ST CLASS


Pos.
Driver
Boat
1柳澤 信広ツインストーム800
2日高 浩二ジェットストリーム600
3松下 浩幸ジェットストリーム600

※大会の詳細な結果はこちらから(PDF)>>

EP-OP CLASS


Pos.
Driver
Boat
1四本 幸男ARPRO
2伏木田 基弘ハイドロプロ
3松尾 淳二ジェットストリーム888VE

※大会の詳細な結果はこちらから(PDF)>>

GP-18 CLASS


Pos.
Driver
Boat
1日高 浩二ショートブレード
2田名網 淳一ショートブレード
3遠藤 善和ウォーターブラスター

※大会の詳細な結果はこちらから(PDF)>>

GP-28 CLASS


Pos.
Driver
Boat
1小林 良夫ショートブレード
2伊沢 博ニトロファルコン
3高橋 光男FMR SIII

※大会の詳細な結果はこちらから(PDF)>>

FMR CLASS


Pos.
Driver
Boat
1岸 清勝FMR SIII
2遠藤 善和FMR SIII
3内堀 弘雄FMR SIII

※大会の詳細な結果はこちらから(PDF)>>

今後の大会運営における会場全体の安全性を考慮した結果、
京商が主催する京商パワーボートグランプリと京商マリンカップにおいて、リチウムポリマーバッテリーの使用を禁止し、全ての電動クラスでニッケル水素またはニッカドバッテリーのみ使用可能とするレギュレーション変更を行なう事になりました。

7月17日(日) の京商マリンカップ in 王禅寺から新レギュレーションを適用されました。