KYOSHO MARINE CUP 2015
2015年7月5日(日) 第29回 KYOSHO マリンカップ in 東山湖 東山湖フィッシングエリア(静岡県御殿場市東山)


静岡県御殿場市にある東山湖フィッシングエリアにて「第29回KYOSHOマリンカップin 東山湖」が行なわれました。 梅雨真っ只中の小雨が降る天候でエントリーのキャンセルが多くなるだろうと見込まれる中、早朝から遠く大阪より遠征してきた橋本選手をはじめ、熱心な選手の方々に集まっていただきました。
参加者が少ない場合はフリー走航会という案も考えていたのですが、人数が少ないヨットクラスを混走として選手皆さんの満場一致で雨天の中でのレースを開催する事となりました。
フィッシングエリアの屋根付エリアを選手の皆さんにピットとして使っていただき、雨が強くなったり止んだりといった天候でしたが大きなトラブル無く参加選手の皆さんに終日レースを楽しんで頂けました。

最初にEPストッククラスがスタート。今回はラジコン技術誌、RCワールド誌の2誌に新製品のジェットストリーム600で参戦していただき、入門レースの体験記事として取り上げていただく事になりました。
電動クラス参加選手からは、久しぶりのSTクラス向けの新製品への注目度は高く、特に転覆復帰の早さには皆さん驚いていました。
レースは1ラウンド目にラジコン技術の堤選手がトップ400Pを獲るものの、2ラウンド目でRCワールドの尾崎選手がトップスタート、2位以下を引き離してそのまま行くか?と思いきや、後半スピードダウン!危うく抜かれそうになるも何とか逃げ切って400Pを獲得。最終ラウンドでは初心者寄せ集めのチーム京商もなかなかの走りを見せレースを盛り上げましたが、最後はレース慣れしている尾崎選手がトップでゴールし優勝!堤選手は総合2位という結果でした。

EP TNクラスはすでに完成の域に達していると思われる殿岡選手のハリケーン900が圧倒的な速度の伸びと旋回速度の速さを見せました。同じくハリケーン900を駆る鈴木選手も一瞬殿岡艇を抜く見せ場を作って健闘しましたが、マリンカップ特有のシケインをうまく攻略しバトルを制して見事フルマーク1200Pを獲った殿岡選手が優勝!鈴木選手は2位となりました。

EP OPクラスはエントリーが他クラスより多く2組のレースとなりました。第3ヒートはレース初参加の清選手とベテラン松井選手、橋本選手のジェットストリーム888VE3艇でのワンメークバトル!コーナーをスムーズにクリアした松井選手がトップゴール!続く第4ヒートは常勝殿岡選手のFMR改が1ラウンド目良いスタートを切っていつもの逃げ切りパターンに持ち込むか?と思われた直後にトラブルでストップ?!その間に後方から追い上げた鈴木選手がトップゴール!
第2ラウンドは組合せが変わり、第3ヒートは鈴木選手、松井選手の400P同士の直接対決!ここで松井選手が調子を乱して3位に転落!このヒートトップは鈴木選手橋本選手が安定して300Pを獲得。続く第4ヒート、殿岡選手は1ラウンド目のトラブルが解決しないまま出走したものの、1コーナー通過直後にまたも停止?回収後にモーター、ESCが完全にパンクしたことが判明?!しかもハッチが水没してしまい、ここまでか?という状況に。
1位から4位までの差が200Pという接戦の中、鈴木選手が暫定トップで迎えた最終ラウンド、スタートから勢い良く飛び出した鈴木選手がトップをキープ!喰らいついて2番手を走る松井選手を引き離してそのままゴール!強豪が揃うEP-OPクラスをフルマークで制して見事優勝!松井選手は2位、3位に大阪から遠征してきた橋本選手が入賞しました。

650mmヨットクラスは、エントリーが少なく2名でのレースとなりました。
根塚選手のフォーチューンにトラブルが発生し、修理が完了し復帰した第3ラウンドの1レースのみでの争いとなりました。朝からの雨と無風状態に悩まされながら、微速前進、停止、たまに後進といったアンコントロール状態を抜け出し、チーム京商の阿部選手が何とか先行ゴール0ポイント!根塚選手は3Pという結果でした。

700クラスとシーウインドクラスは混走となりました。第1ラウンド、やはり無風の膠着状態を抜け出したチーム京商シードルフィン770が先行して第1マークまで行くものの、無風エリアにつかまってしまい動けずにいる所を追い上げてきた根塚選手のシーウインドが抜き、トップゴール!2ラウンド目は完全無風でのスタートとなり、2艇ともじわじわとスタートラインから遠ざかってしまいなかなかスタートできない状況に?!たまに吹く微風を捕まえ、今度はチーム京商が先行。そのまま逃げ切り0ポイント!根塚選手はここでDNF(未完走)に!1.3ポイント差という僅差の中、最終ラウンドがスタート!直前に650クラスでトップゴールしたチーム京商の阿部選手が引続きスキッパーとして参戦!そのままの調子で行けるか?というチームの期待を見事に裏切り、微風をうまく捕まえて大きく差を広げて根塚選手がトップゴール!阿部選手はまさかのDNFで3ポイント追加、結果は根塚選手が3Pで優勝しました。

今シーズン1回目のヨット大会は残念ながら雨天だったために事前エントリー33名のほとんどがキャンセルしてしまうという結果でしたが、熱心な選手の皆さんのおかげでレースを無事に開催する事ができました。
また、新製品のジェットストリーム600の良いデモンストレーションを選手の皆さん意見て頂くことが出来たと思います。
今回は東山湖フィッシングエリア様の許可をいただいてレースの模様をビーバップドローンで空撮し、迫力ある映像が撮れました。

EP-ST CLASS


順位
氏名
船体
1尾崎 二郎ジェットストリーム600
2堤  直樹ジェットストリーム600
3橋本 武典エアストリーク500

※大会の詳細な結果はこちらから(PDF)>>

EP-TN CLASS


順位
氏名
船体
1殿岡 正啓ハリケーン900VE
2鈴木 健矢ハリケーン900VE
3冨田 恵也リベロ

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EP-OP CLASS


順位
氏名
船体
1鈴木 健矢ショートブレード
2松井 俊樹ジェットストリーム888VE
3橋本 武典ジェットストリーム888VE

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650 CLASS


順位
氏名
船体
1根塚 洋一フォーチューン612U

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SEAWIND CLASS


順位
氏名
船体
1根塚 洋一シーウインド

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