KYOSHO TROPHY

KYOSHO CUP 2015 FINAL CHAMPIONSHIP
第22回 KYOSHO CUP
2015 ファイナルチャンピオンシップ レポート
on 2016.3.12()13() at 静岡県静岡市・新東名高速・清水PA(ぷらっとパーク)

2015年度で22回目を迎えた「KYOSHO CUP 2015 ファイナルチャンピオンシップ」には、中京 / 中国 / 北海道 / 関西 / 北日本 / 関東 / 九州の全国7ブロックで開催されたオフィシャルレースの上位入賞者となったエキスパート達による頂上決戦が行われた。その記念すべき場所に選ばれたのは2015年シーズン初戦の中京ブロックでもお世話になった「新東名高速道路・清水PA(ぷらっとパーク)」だ。施設内には多彩なショップやカフェが充実しており、高速道路の利用者以外にも一般道からのアクセスも可能で、誰でも気軽に遊びに行けるのが魅力的なスポットだ。 今回のチャンピオンシップではUSTREAMでの動画配信に加え、新しいLAPカウントシステムを導入。計測データを随時WEBへのアップが可能になり、すぐに正確な情報が閲覧可能になりました。今後のレースでも導入して行く予定ですので、どうぞご覧になって下さい。 (http://www.myrcm.ch/myrcm/main?hId[1]=org&dId[O]=25814&pLa=jp)


大人も子供も京商アイテムへの熱い視線

レース以外にも魅力は沢山。おみやげ選びにピッタリ、毎度おなじみ京商市の出展。また展示コーナーでは車・飛行機・ヨット等、陸海空のR/Cを取扱う京商ならではのアイテムを展示。そして体験コーナーでは誰でも手軽に遊べるスロットカーや、手のひらサイズのR/Cミニッツの体験走行会を実施した。レース参加者だけではなく、全てのご来場者に楽しんで頂けるようなコンテンツとなりました。


"クルマの魅力"を体感できた2日間

清水PA施設内の往来が多いコンシェルジュコーナーには、中日本エクシス株式会社様の御協力により、2016年3月末に発売予定のビンテージシリーズ第4弾オプティマや、新作samuraiシリーズのミニカー、ハイエースやランドクルーザーを展示させて頂いた。またフリーペーパーでお馴染みのKURUMAG.と京商のコラボレーションブースを展開。実車のMAZDAロードスターを展示して頂き、その横には京商samuraiシリーズの新作ロードスターを展示。実車とミニカーの同時展示で、多くの方が見比べていた。そして永きにわたり参加選手をサポートして頂いている各社メーカー様(近藤科学、双葉電子工業、三和電子機器、ABCホビー、小川精機、マルク)の最新モデル展示や即売会も実施。クルマをテーマに展示やイベントを行っている清水PAと共に各社メーカー様が一丸となり、全ての来場者に見て/触れて/買う/と楽しんで頂く事ができました。皆様のお力添えで多くの来場者に"クルマの魅力"を広く伝えることができたことはもちろん、R/Cカーをより身近に感じて頂けるようなイベントを2日間にわたって無事に開催することができました。この場を借りて各社様に厚く御礼申し上げます。


〈スポンサー様〉


レースリポート
DRX GPチーム戦 Aメイン

決勝25分。TQを見事獲得したのは、中国ブロック1位通過した、ぐりーんぐらすR。そして2番手、MAKINO R&D-A(中共ブロック2位)、美和工業所(関東ブロック2位)、トナミ商店(関東ブロック1位)、CrossOver(関西ブロック2位)、(株)E・P・S・A(中京ブロック1位)、MAKINO R&D-B(北日本ブロック1位)、そして、Bメインから勝ち上がってきたのは、しらかば2in1K (北日本ブロック2位)、WILDBEAST R(中国ブロック2位)、そして(株)ユキ商事(九州ブロック1位)。 どのチームが勝ってもおかしくないオーダーとなった。フリー走行後、エンジンストップ〜始動スタートしなければならない。上手にエンジンをかけて勢いよく1コーナーへマシンを運び、最初にコントロールラインを通過したのは、MAKINO R&D-Aだった。しかし、すぐさま美和工業所がトップを奪い返し、ぐりーんぐらすR、しらかば2in1Kが追走する。ジャンプにお椀型&波板トラップと障害物をどうクリアし、いかに転倒しないか、ドライバーはその責任を負う。グルーミー・レシングカラーのトナミ商店がエンジンストップでピットイン。すぐさま復旧しコースイン。5分を経過した時には、バックマーカーも出現し混戦の中を競い合う。8分30秒のところで、トップを快走する美和工業所が給油に入る、2番手のぐりーんぐらすRは10分給油体制か?それぞれの作戦がレース自体を面白くする。全車BEST LAPは 16秒台とその腕は誰もが一流だった。12分のところでぐりーんぐらすRがドライバー交代をする。その時、1位と10位の差は5周の開きがあった。14分30秒で美和工業所がドライバー交代。その他のチームも次々とピットへマシンを放り込む。操縦台のドライバーに目を向ければ長きに亘り、ご参加いただいている女性ドライバーMAKINO R&D-Bの市村選手が登場し、その走りのスキルに会場が魅了されていた。ぐりーんぐらすRと美和工業所のトップ争いが熾烈極まった。レーシングアクシデントで接触すれば、相手を待つという、とてもクリーンなレース展開も行われた。残り5分手前で給油をするチーム、または、しないチーム、最後に勝敗はどう別れるのか?美和工業所が残り約40秒のところで、痛恨のエンジンストップ。その間、MAKINO R&D-Aが2番手に浮上。25分が過ぎたところで、激しいこのレースの優勝を飾ったのは、ぐりーんぐらすR。ウイニングランでその喜びを描いた。


Pos.
Pilot
周回
End Time
Best Time
平均ラップ
1 ぐりーんぐらす R8525:04.816.3417.652
2 MAKINO R&D-A8525:13.316.06817.754
3 美和工業所8425:19.116.25818.016
4 MAKINO R&D-B8125:07.316.69618.531
5 界・P・S - A8125:07.816.21418.447
6 トナミ商店8025:02.116.65518.55
7 潟キ商事8025:24.916.31518.81
8 WILDBEAST R7925:08.616.29818.845
9 しらかば2in1 K7022:19.416.54319.076
10 CrossOver5719:33.516.84320.504
EPバギー 一般 Aメイン

決勝8分。TQを獲得したのは、関東ブロック1位通過の平城選手。美和選手(関西ブロック 1位)、中島選手(関東ブロック2位)、竹内選手(北日本ブロック3位)、小野選手(中京ブロック3位)、纐纈選手(中京ブロック 1位)、縄間選手(北日本ブロック2位)。そして勝ち上がってきたのは、浅場選手(中京ブロック2位)、秋山選手(北日本ブロック 1位)、増尾選手(関西ブロック2位) というオーダーとなった。速すぎないスピードで、求められるのは丁寧な操作。昨年から始まったこのクラスは、レースに初めて参戦したいと思うユーザーへピッタリなクラスだ。全車綺麗にスタートし、10台列を連なってコース中央まで進むが、波板トラップに足を取られて数台転倒。トップで帰ってきたのは、TQの平城選手だった。美和選手、中島選手、秋山選手と予選通りに事が運ぶ。しかし、その差が全くない状況。激しい、つばぜり合いが行われる。3分半経過したところで、中島選手が2番手に浮上。バックマーカーが多数現れる中、なかなか前を追い抜きさるスピードを有さないマシンは、ワンミスでそのポジションを簡単に落とした。大時計が6分過ぎたところで、中島選手が平城選手のミスでトップへ浮上。8分のところで一体だれが、優勝をもぎ取るのかと息を飲んだ。蓋を開けてみれば、名門チームMAKINO R&Dの中島選手が優勝、2番手美和選手、3番手平城選手という結果となった。


Pos.
Pilot
周回
End Time
Best Time
平均ラップ
1 中島 徹2508:08.618.72719.587
2 美和 俊光2508:12.418.81619.767
3 平城 剛2508:13.118.84119.816
4 秋山 博志2508:19.619.21219.921
5 縄間 英治2408:01.418.5120.066
6 浅場 忍2408:14.419.30620.637
7 纐纈 敏昭2408:14.919.25120.41
8 小野 達也2308:02.619.7220.924
9 竹内 聡史2308:21.119.3821.89
10 増尾 浩幸2108:13.722.02123.527
EPバギー ジュニア Aメイン

小学生以下が参加規定のこのクラス。TQは小泉選手(中京ブロック1位)、山西選手(中京ブロック2位)、高橋選手(北日本ブロック2位)、前田選手(中国ブロック1位)、富岡選手(北日本ブロック1位)、小松選手(関東ブロック1位)、所選手(北日本ブロック3位)というオーダーとなった。みんな。悔いのない練習したその成果を思いっきりコースに披露して欲しい、そして、この楽しさをお友達にお伝えして欲しいと思います。さて、大人と同じ8分間の決勝レース。それは、大人に勝るとも劣らないスピードで走りました。また、会場で嬉しいのは、その息子を支えるパパたちの姿。同じ趣味・同じ時間の中で過ごす贅沢さに、京商スタッフもとても羨ましさを覚えました。皆で記念撮影をし、さぁレーススタート。決勝は8分間のレース。圧倒的なスピードで小泉選手が1周目をクリア、それを山西選手がその差コンマ1秒で追走、高橋選手、小松選手、富岡選手、前田選手、所選手と続いた。トップ小泉選手が痛恨のミスをし、すかさず山西選手がトップへと浮上、しかし2分のところで、山西選手が転倒、再び小泉選手が奪い返す。カーナンバー1番から、6番まで、ダートホグという京商製4WDマシンだが、所選手はビンテージシリーズのトマホークを選んで、レースへ参戦(ありがとう!)。約4分のところで、山西選手が後輪脱落してしまう。お父さんが急いでピットへと走る。2番手には高橋選手が浮上。反射神経の良い少年たちは、インリフトになるマシンにも上手に対応していた。残り30秒を過ぎたところで、山西選手、不運なことに前輪が脱落。そして8分が経過したとき、レースリザルトは、優勝小泉選手、山西選手、高橋選手という結果になった。参戦してくれた皆さん、ありがとう!最後に小泉選手にインタビュー。今日はどうだった?→「えぇ、一般バギークラスの人たちとタイムが近かったからいいです。」頼もしいコメントありがとう!


Pos.
Pilot
周回
End Time
Best Time
平均ラップ
1 小泉 大晴2408:13.819.40920.7
2 山西 将人2208:14.819.6522.671
3 高橋 朔也2108:08.521.73823.248
4 前田 優斗1908:05.022.61525.542
5 富岡 祥吾1908:16.121.65226.171
6 小松 大治郎1808:18.523.20627.668
7 所 凉生1508:26.824.833.73
ピュアテンGPシリアス Aメイン

標選手(北日本ブロック2位)、福島選手(中京ブロック1位)、渡部選手(関東ブロック2位)、高瀬選手(北日本ブロック1位)、田村選手(中京ブロック3位)、野田選手(関東ブロック3位)、丸山選手(関東ブロック1位)、ここからBメインからの勝ち上がりを決めた隅田選手(関西ブロック2位)、梅本選手(関西ブロック1位)、児玉選手(九州ブロック4位)というオーダーとなった。レーススタート前、エンジン調整の音が会場に響き渡り、これから始まるドラマに期待が膨れていた。決勝は20分。制するのは一体誰なのか?スタートフラッグ&シグナルに反応し一斉スタート。 1コーナーでぐちゃぐちゃに。スルスルとトップグループが抜け出し、標選手、丸山選手、隅田選手、梅本選手、野田選手、高瀬選手、福島選手、渡部選手、田村選手、児玉選手という1st Lapになった。 1周 13秒前半で回る本コース。巧みにセットを仕上げたマシンを右に左に動かす。20分をどうスロットルワーク&燃費計算し、給油し、ミスせずに走りきるか?そんなことはAメインの猛者達は誰だって分かっていた。1位から5番手まで同一周回で回る、カーゼッケン7番の丸山選手がマシントラブルでレースを離脱。気がつけば約5分過ぎのところで、福島選手が3番手まで順位を回復していた。ここでトップ標選手と2番手、高瀬選手のビハインドは7秒差だった。給油タイムが訪れる。一瞬順位が前後するものの、周回とピットイン作業のスムーズさにより順位変動が無い。激しい2番手争いに注目が集まる、少しでもミスがあれば、いつでも抜くぞと福島選手。それをしっかりと抑える高瀬選手。バックマーカーになる選手たちもベテラン揃い、スムーズにインを開けてバトルに水を差す事はしない。じわじわと福島選手が、トップを快走する標選手との差を、周回を重ねるごとに迫っていた。再び訪れる給油タイム。勝利の女神はどうなるのか?最後の最後まで、わからない展開に息を飲む展開。瞬間を生きるというシーンはまさに、リアルモータースポーツとなんら遜色が無い。17分のところで、最終コーナー手前、標選手がストップ。ベルトでも切れたのか!?ここで、操縦台を降りてしまう。やはり、第22回 KYOSHO CUP2015ファイナルチャンピオンシップ大会にも「魔物」は住んでいたのだ。このクラスを制した素晴らしきステディなドライバーは、福島選手となった。2番手3番手には高瀬選手、梅本選手となった。コースは大きな拍手に包まれた。


Pos.
Pilot
周回
End Time
Best Time
平均ラップ
1 福島 資和8520:10.013.50214.185
2 高瀬 清光8420:10.813.67114.368
3 梅本 辰彦8320:13.513.91514.598
4 野田 憲一8120:00.913.90814.806
5 田村 穏広7820:08.513.54315.485
6 児玉 修一7720:09.414.01115.68
7 標 憲一7417:36.613.5214.296
8 隅田 賢治7420:02.213.64816.25
9 丸山 泰佑1503:39.713.76814.658
10 渡部 聖司601:34.913.93815.376
EPミニ Aメイン

ABCホビーのよく走るR/Cといえば、その姿は可愛くスケール、走りは本格のFF2輪駆動のガンベイド。CR-X、Fit、CR-Zなど、各々のオリジナルカラーリングが施されて、そのバラエティに見ている観客も楽しい。このクラスのAメインは、TQ北井選手(中京ブロック1位)、谷井選手(北日本ブロック2位)、荒川選手(北日本ブロック1位)、藤原選手(中国ブロック2位)、小坂選手(中国ブロック1位)、安倍選手(九州ブロック1位)、木下選手(九州ブロック1位)、衣笠選手(関西ブロック2位)というオーダーとなった。決勝スタート。フラッグダウン〜アップと決戦の火蓋が落とされ、全8車綺麗に連なるように走り始めた。8分間の決勝時間。誰が優勝をモノにするのか?スロットルをオープンに、そしてマシンをシュアに走らせる。ワンミスで順位が入れ替わってしまう程、ドライバースキルは近いものがある。そして、ある意味イコールコンディションで開催できるチキチキ走りが楽しい。3分半のところで、北井選手(CR-X)、荒川選手(Fit)、谷井選手(CR-X)という順位だった。残り10秒前カウントが流れ、レース終了のフラッグが振られた時、優勝を飾ったのはポール トゥ  ウインの北井選手、谷井選手、荒川選手という結果となった。


Pos.
Pilot
周回
End Time
Best Time
平均ラップ
1 北井 利幸3008:15.515.98716.567
2 谷井 信夫2908:01.416.25916.645
3 荒川 努2908:02.516.20616.665
4 木下 政勝2908:10.116.52516.888
5 小坂 満2908:14.816.12217.078
6 衣笠 朋文2808:03.016.59417.188
7 安倍 賢二2708:04.216.87517.93
8 藤原 和樹2308:07.116.48821.409
プラズマLm Aメイン

1/ 12シャシーにCカースケールボディがとても雰囲気あるこのクラス。 小泉選手(中京ブロック2位)、小松選手(北日本ブロック1位)、鈴木選手(中京ブロック1位)、北川選手(北日本ブロック4位)、渡辺選手(関東ブロック2位)、太田選手(北日本ブロック3位)、木下選手(中京ブロック3位)、近田選手(関東ブロック4位)、瀬崎選手(中国ブロック4位)、池田選手(中国ブロック3位)というオーダーとなった。フラッグが降ろされシグナルアップ!スタートを切るやいなや、小泉選手がぶっちぎりで走る。小松選手、北川選手、木下選手、渡辺選手と続く。トップのベストラップは 14.232と更新し、周回ごとに2位との差をを開いてく独走体制となった。残り4分のアナウンス。折り返しとなり、順位も落ち着き始めた模様。特設テクニカルコースは、一瞬、どの各マシンも上手に走行するので同じスピード・レンジの様に見えるのだが、コーナーひとつ、ひとつに差があるのだろう。1周まわれば、ぐんと差が開いているのが計測器では明白だった。1周のまとめ方が鍵の様だ。8分が経過したところで、TQ&優勝を決めたのは小泉選手、2番、3番は小松選手、北川選手という結果となった。おめでとうございます!


Pos.
Pilot
周回
End Time
Best Time
平均ラップ
1 小泉 学3408:12.214.14714.506
2 小松 誠3308:09.014.26814.816
3 北川 善隆3208:00.314.1614.998
4 渡辺 明3208:00.714.36514.944
5 近田 積治3208:01.314.22514.988
6 木下 啓治3208:07.614.65815.219
7 太田 十三雄3108:08.114.91715.664
8 瀬崎 恭一3108:13.714.98515.891
9 池田 幸則2808:00.015.50217.084
10 鈴木 里志1403:36.614.61415.416
ピュアテンGP Aメイン

決勝25分。ドライバー、ピットマンのコンビネーションが大切なこのクラス。MAKINO R&D(北日本ブロック3位)、ひらいし2001R(中京ブロック3位)、(株)ミサト技建(九州ブロック3位)、Team Honda(関東ブロック1位)、インフィニティ(中京ブロック2位)、いすゞ自動車(中京ブロック1位)、LOFT-R(九州ブロック1位)、ここから勝ち上がりで、アイランドスタイル(関西ブロック1位)、日産証券(関東ブロック2位)、武空調サービス(中国ブロック1位)というオーダーとなった。2015年度の優勝チームは、一体どのチームか?スロットルに呼応するエンジン&マフラーから流れる一筋の排気雲。オイルの匂い。仕上がった路面、天候により濡れている場所。変わる気温、環境。その全てに対応できたチームが栄誉あるカップを持ち帰ると、一丸となっている瞬間だった。スタートはエンジンストップからスタートだ。スターターボックス、プラグヒーターから一斉に手を離す。緊張の一瞬だ!全車綺麗にスタートか!と思われたが、カーナンバー5番のインフィニティがスタートできずに、ピットインした。そして、スタートするやいなや、MAKINO R&Dもコースを回ったがピットインとなってしまう。トップを快走するのは、ひらいし2001R、いすゞ自動車、LOFT-Rと続く、そして日産証券が4番手と同一周回。3:45分のところで、ストレート最後区間、ひらいし2001Rが痛恨のエンジンストール。その間、いすゞ自動車、LOFT-Rがサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げ、勢いあまって、オーバランしそうなマシンを力づくで抑えている。そして3番手にはTeam Hondaが上がってきていた。大時計が8分近くを指すとき、給油作業へと移行する。また、再び順位が入れ替わり、LOFT-Rがレースリーダー、給油作業もスムーズにマシンを送り出す。トップのいすゞ自動車の後方1.5秒で復帰し、猛チャージする。しかし、繰り広げられるバトルの中、いすゞ自動車が右フロントを損傷してしまう。Team Hondaもピット作業後、マシンをストップさせてしまう。大時計が14分の時、1番手、LOFT-R、2番手、日産証券、3番手、アイランドスタイルという順位になっていた。残り6分のところで、LOFT-Rが最後の給油。順調にマシンを送り出す。武空調サービスがピットオーバーで痛恨の10秒ペナルティ。そしてトップは一瞬MAKINO R&Dとなったが、再びLOFT-Rが返り咲く、3番手にはいすゞ自動車。残り4分のところでトップと2番手の差はコンマ2秒。最後の最後までどちらが勝利するか、一瞬たりとも気が抜けない好バトルとなった。レース会場に悪魔はいるのか?レースアナウンスが「魔の1分40秒」とコースに実況が響く。そんな事を物ともせずに、大バトルを制したのは、MAKINO R&Dが2015年度のTQ & 優勝チームとなった。素晴らしい戦いをありがとう!そしておめでとうございます!


Pos.
Pilot
周回
End Time
Best Time
平均ラップ
1 MAKINO R&D10325:10.913.23914.381
2 いすゞ自動車10125:11.913.64914.923
3 LOFT-R10025:07.913.51915.021
4 アイランドスタイル9925:03.513.76615.145
5 日産証券9925:08.413.85415.184
6 武空調サービス9725:08.713.90315.47
7 潟~サト技建9725:12.713.68415.577
8 ひらいし2001R9525:01.113.43415.796
9 インフィニティ9525:05.313.29215.431
10 Team Honda8120:21.413.59314.982
ピットの様子

各ピットでは全国ブロックを勝ち上がってきたエキスパート達によるセッティング情報や、コース攻略などの話題で盛り上がっていました。皆がライバルであると同時に、同じR/Cが好きな仲間でもありますので、多くのR/C談議に花を咲かせておりました。

Concours d'elegance

小松大治郎 選手(EPバギージュニアクラス)



じゃんけん大会勝利者