様々なボディに対応するためにバッテリーを縦に積んでいるMR-015は、ボディ形状も含めて重心が高く、ハイスピードコーナーリングでは横転の可能性がある。そこで車高を下げて低重心化、合わせてリアサスプレートを交換してロール剛性を上げていくのが有効だ。セッティングとテクニックによりうまく走らせたときの喜びは、何にも変えがたい。

重量物であるバッテリーを横積みとし、低重心設計が施されたMR-02は高いコーナーリングスピードが魅力。その良さを引き出すには車高セッティングがカギ。ただしさらなる低重心を狙って下げすぎると地上高不足となりがちなので、サスペンションストロークを確保し、好みのセッティングを探る。ロー＆ワイドのMR-02は横転しづらいため、ハイパワー化しても期待に応える走りを見せるだろう。

ポテンシャルの高いMR-02MMをベースに、さらなる低重心化を目指したLMは、運動性能と走行安定性を高次元で実現し、その圧倒的接地感が魅力だ。基本的には通常の02同様の手法でセッティングするのが主流だが、ホイールベースが長く高速コース向きなので、ハイスピード仕様に仕上げるのが面白い。シリーズ唯一標準搭載される2.4GHz基盤は、圧倒的レスポンスを誇るので最先端の性能も体感出来る。

4輪すべてが駆動輪となるAWDシステムのMA-010。バッテリー搭載位置や搭載ボディ形状から重心はやや高めではあるものの、優れたトラクション性能による鋭い立ち上がり加速が魅力。AWDならではのオン・ザ・レール感覚のハンドリングをものにするには、タイヤ選択も重要である。いたずらに高いコーナーリングスピードを求めるのではなく、その加速力を活かしたセッティングを目指せ。

フォーミュラタイプのMF-010は他のMini-Zシャシーとは異なる独特のハンドリングが特徴。バッテリーの搭載位置から、やや前輪加重気味となっているため、リアタイヤのトラクションが低くなりがち。柔らかめのリアタイヤを選択し、リアサスプレートのしなりを活かした方向性でセッティングを詰めていくとよいだろう。フォーミュラならではの走行感覚が味わえるのはMF-010だけだ。

クラシックミニやコペン等、小さいサイズのクルマをミニッツレーサーのスケールでモデル化するために生まれたリットのシャシーは、その圧倒的コンパクトさが魅力だ！MR系やAWDとは違った、「家の中で車庫入れ」なんていう遊び方もできる！

クロカン4WDをモデル化したオーバーランドシャシーは、深いストロークとビッグタイヤによる走破性が魅力だ。豊富に用意されたオプションパーツで武装するのもいいが、アルミホイールやメッキパーツでドレスアップするのも面白い！

オーバーランドをベースに、ウィリーやジャンプ等のアクションを可能としたエクストリーム系ミニッツが「モンスターシリーズ」だ。ハイパワーモーターに換装してウィリー走行を楽しむも良し！オイルダンパーを装着してジャンプに備えるも良し！レースではないミニッツの面白さが体験出来るはずだ。

PageTop