第 8 回 京商 VINTAGE MEET OFF-ROAD レポート

2025.10.25  長野県北佐久郡「しらかば2in1スキー場 ゲレンデ」

第 8 回 京商 VINTAGE MEET OFF-ROAD レポート

時間を忘れて、昔の自分に戻れる場所。白樺で過ごす特別な一日!

今年も長野県の聖地「しらかば2in1 スキー場ゲレンデ」の特設会場にて「第8回 京商ビンテージミート」を盛大に開催。当日は小雨&濃霧、そして時おり差し込む晴れ間と、山の上らしい劇的な空模様。イベント規模は年々拡大しており、今回は約100名のエントリーを数えて大きな賑わいをみせました。エントリーした皆様には参加賞として缶バッジが配られ、早速バッグや帽子につける方もチラホラと見受けられた。

当時の熱気を伝えるトークショーには豪華ゲストが集結し、ビンテージシリーズ生みの親である粉川 章氏が今年も参加。そして、伝説の京商ワークスドライバー高麗 淳一氏と、現役の京商社員ドライバーの松本 裕之氏も会場を盛り上げます。さらに今回は特別ゲストとして、京商開発チームでEPレース部門を担当し、高麗さんの発掘にも大きな貢献をした、現在はサガミマイクロ代表取締役社長の中西 和弘(通称:ドクター中西)氏にもご参加いただきました。今回メインイベントの一つである熱気溢れるトークセッションでは、大型スクリーンに当時の貴重な記事や広告、そして秘蔵写真の数々を投影。豪華ゲスト4名が語る思い出話は、参加者にとっても何者にも代えがたいノスタルジーを感じさせてくれました。ただ単なる回顧録に留まらず、今まで表に出ることがなかった裏話も飛び出し、会場からは驚きの声も上がっていました。

こけたら終わり勝ち抜きレース


フリー走行時間では皆さん気の向くままにマシンを走らせ、ゆったりした時間を思い思いに楽しんでいました。また、穏やかなフリー走行の雰囲気とは一線を画し、参加者の意地がぶつかり合うスリリングな勝ち抜きレースも実施しました。このレースのルールは非常に単純でありながら過酷です。例えトップで独走していても、一度コケたら即終了。この失敗が許されないというプレッシャーの中で、繊細かつ大胆なマシンコントロールが求められます。スタートダッシュでは他のマシンとの接触による横転も多く、あえて後方から追いかけるというのも戦略になっていました。そして最後まで勝ち上がったのは伝説のドライバー高麗氏を含む4名で、その決勝レースを見事に制した松田 秀俊さんには惜しみない拍手と歓声が送られていました。

ビンテージ・オブ・ザ・イヤー / 栄冠は誰の頭上に輝く?


全国から集まった熱心な愛好家たちご自慢のマシンを出品してもらい、厳正なる審査のもと大賞を決定して表彰するビンテージ・オブ・ザ・イヤー。審査員長の粉川 章氏が一台一台に込められた情熱を読み解きながら、今年度の大賞に輝いたのは土屋 幸平さんのマシンでした。そして、特別賞には下須崎 安弘さんが輝ました。

大賞
土屋 幸平 さん

特別賞
下須崎 安弘 さん

令和に咲いた、昭和ノスタルジー


懐かしき日々の記憶と情熱が交差する空間となった会場には、はるか昔の記憶と時間を共に重ねてきた様々なビンテージアイテムが持ち込まれました。ただ古いというだけではなく、持ち主の深い愛情と物語を纏っており、一堂に会した光景は圧巻でした。

おなじみバーベキュータイム


ランチタイムにはバーベキューが盛大に実施されました。香ばしい煙と豊な食材の香が立ち込め、会場全体が和やかで活気ある雰囲気に包まれました。この賑わいを作り上げたのは、しらかば2in1サーキットとホビーショップとみおかスタッフの皆様です。新鮮なお肉と野菜が次々に焼かれ、手際よく準備された料理は、単なる食事ではなく「おもてなし」そのものでした。皆様の細やかな配慮と温かいおもてなしに、心より感謝申し上げます。

じゃんけん大会


イベント最後には豪華賞品争奪の「じゃんけん大会」も実施され、ある意味でレース以上に真剣な選手たちの目が印象的でした。


この素晴らしいイベントの成功は、何よりもご参加くださった選手の皆様一人ひとりの情熱なくしてあり得ません。皆様のビンテージシリーズへの深い愛情と、我々スタッフと共にイベントを盛り上げようという心意気に対し、心より感謝申し上げます。また、会場をご提供いただいた「しらかば2 in 1スキー場」の皆様、手厚いサポートをいただきました「ホビーショップ とみおか」の皆様の惜しみないホスピタリティがあったからこそ、この特別な一日を締めくくることができました。この場を借りて、改めて心からの感謝を申し上げます。