MINI-Z CUP 2018関東ブロック大会 レポート

2018.6.9-10  神奈川県横浜市「日産グローバル本社ギャラリー 」

KYOSHO CUP 2018関東ブロック大会 レポート

2018シーズン第2戦は関東ブロック・日産グローバル本社ギャラリーで開催!

プロダクションクラスやFWDクラスの新設、さらにはダブルエントリーが可能となったことから、土曜日140名、日曜日144名という事前エントリーを記録し、例年にも増して数多くの参加者を集めた関東ブロック大会。全11クラスで見どころ満点の白熱したレースが展開された。コースは広いスペースを活かした長いメインストレートとタイトターンが点在するインフィールドを組み合わせた走り甲斐のあるレイアウト。このコースをいかに攻略するかが勝敗を分けるポイントとなった。また、今大会では交通タイムス社とのコラボレーション企画や、“MINI-Zガール”こと佐久間 澪さんのレース参戦、さらにはミニッツレーサーのドライビングスクールやドローンレーサーの体験操縦会を開催するなど、例年と同様にトピックスの多い大会となった。

『カートップ エンジョイラン』&『GT-Rマガジンクラス』を特別開催


『カートップ』をはじめ、数多くの自動車雑誌を発行する交通タイムス社とのコラボ企画を開催。手持ちのミニッツレーサー/AWDシリーズでミニッツカップの雰囲気が体験できるフリー走行枠として好評のエンジョイランを、関東ブロック大会ではカートップの名を冠した『カートップ エンジョイラン』として両日開催。加藤元章編集長、そして同誌でミニッツの連載に出演する小学3年生の小河原聖那クンも参加してイベントを盛り上げた。さらに、上位3名にプロダクションクラスの代表権が与えられるGT-Rボディワンメイクの『GT-Rマガジンクラス』を土曜日に開催。JMRCA 1/10 GPツーリングカースポーツクラス全日本選手権ファイナリストの肩書きをもつ野田編集長が昨年に続いてレースに参戦、松本奈巳副編集長もカートップ エンジョイランにエントリーして一般参加者とともにイベントを楽しんだ。

見て、買って、体験できる! 一般来場者も楽しめるコンテンツが盛りだくさん


R/Cの楽しさや魅力を伝えるべく、今大会では京商製R/Cモデルの展示・物販をはじめ、ミニッツレーサーのドライビングスクールやドローンレーサーの体験操縦会、京商製品が当たるミス・フェアレディとのじゃんけん大会など、一般来場者を対象にしたコンテンツも用意。京商では普段R/C製品を目にしたことがない、もしくは手にしたことがないという方々に対し、R/C製品がより身近な存在になるような活動を今後も展開していきます。

ナローツーリング クラス


今大会最多の46名がエントリーしたナローツーリングクラス。その決勝AメインはTQの桑田選手がレース序盤をリードし、すぐ後ろに山室、小森、小泉の3選手が続く展開に。桑田選手はその後もトップをキープするが、徐々に2番手の山室選手と3番手の小泉選手が背後に迫り、三つ巴のトップ争いへ発展。そして、レースが残り2分を切ったところで桑田選手と山室選手が接触! その間隙を縫ってトップに立った小泉選手が優勝を飾った。

第2位 小森 健男第1位 小泉 大晴第3位 山室  博

Pos.Driver NameLapTotal Time
1小泉 大晴518'04.260"
2小森 健男508'00.880"
3山室  博508'01.250"
4桑田 貴透508'03.920"
5岩田 直哉508'07.740"
6谷   聡508'09.810"
7山崎 洋平498'00.020"
8中村 直隆498'01.860"
※上位3選手はファイナルチャンピオンシップ代表権獲得

オープン クラス


全クラス中、最速レンジで争うオープンクラスには11名がエントリー。予選でコンマ3秒という僅差の争いを演じたTQの岩田選手と予選2位の大野選手がオープニングラップからハイペースで後続を引き離しにかかるが、2周目の最終コーナーで大野選手がミスにより大きく後退。代わって2番手に浮上した満留選手が岩田選手を追うが、両者の差は徐々に広がっていき、最終的には岩田選手が全車ラップ遅れにするポール・トゥ・ウィンを飾った。

第2位 満留  淳第1位 岩田 直哉第3位 大野  仁

Pos.Driver NameLapTotal Time
1岩田 直哉548'02.190"
2満留  淳538'01.160"
3大野  仁538'02.440"
4矢田 信夫518'07.650"
5小蓑 正樹498'04.160"
6橋本 英樹478'09.430"
7真柄 彰忠458'01.600"
8山室  博00'00.000"
※上位3選手はファイナルチャンピオンシップ代表権獲得

ドリフト クラス


指定のドリフトタイヤを使って争われる人気のドリフトクラスには11名がエントリー。ドリフトテクニックに加え、速さも求められるが、各選手ともハイレベルな走りを披露した。決勝Aメインは序盤からTQの藤本選手と予選2位の山崎選手が超接近戦を展開。レースを終始リードしたのは山崎選手だったが、残り3分を切ったところでバックマーカーと接触。ここでトップに立った藤本選手が山崎選手の猛追をかわして、そのままチェッカーを受けた。

第2位 山崎 洋平第1位 藤本 昌宏第3位 山田 和弘

Pos.Driver NameLapTotal Time
1藤本 昌宏368'03.620"
2山崎 洋平368'10.320"
3山田 和弘358'04.890"
4前田 勇雄358'09.660"
5江口 啓人358'11.360"
6鈴木 祐介348'10.100"
7岡崎 知昭328'08.110"
8山本 和博308'12.700"
※上位3選手はファイナルチャンピオンシップ代表権獲得

・2位の山崎選手が代表権辞退のため、4位の前田選手が繰り上げ。

GT-Rマガジン クラス


“ナロートレッド&GT-Rボディ使用”という制約条件のもと、プロダクションクラスの規定に準拠して行われた特別開催のGT-Rマガジンクラスには24名が参加。決勝Aメインは、予選で唯一12周を記録した小泉選手が他を圧倒! 終始レースをリードしての独走劇を演じて優勝を飾った。また、小泉選手には副賞としてGT-Rマガジンの野田編集長より1/18スケール レジンモデルのsamurai R35 GT-RとGT-Rマガジン最新号も贈呈された。

第2位 佐々木 忠第1位 小泉  学第3位 小松  誠

Pos.Driver NameLapTotal Time
1小泉  学478'05.150"
2佐々木 忠468'06.060"
3小松  誠468'06.910"
4浅場  忍468'07.720"
5猪股 正樹458'06.710"
6後藤 謙也458'07.790"
7大塚 日緒理448'11.460"
8伊藤 和久418'10.180"
※上位3選手はプロダクションクラスのファイナルチャンピオンシップ代表権獲得

・1位の小泉選手は代表権辞退のため、4位の浅場選手が繰り上げ。

エキスパート クラス


すでにファイナルチャンピオンシップへの代表権を獲得した選手だけがエントリーできるエキスパートクラスには5名がエントリー。開催クラスは会場ごとで異なるが、関東ブロック大会ではFWDクラスで行われた。決勝Aメインは、予選から他を寄せつけない速さを披露した上野選手がスタートから独走! 最終的には2位に入った伊東選手に2ラップの差をつけてのポール・トゥ・ウィンを決めた。

第2位 笠原 善徳第1位 上野 雄太第3位 伊東 知幸

Pos.Driver NameLapTotal Time
1上野 雄太458'00.340"
2伊東 知幸438'03.510"
3笠原 善徳438'07.060"
4軽部 俊和428'02.540"
5大曲 秀典428'03.140"

バギー クラス


今シーズンから代表権が復活となり8名が参加したバギークラス。TQを獲得した浅場選手の不出走により7名での決勝Aメインとなった。レースはスタート直後にトップに立った坂本選手が快調に周回を重ね、田宮選手、阿部選手が続く。その後も坂本選手がトップをキープしたが、予選2番手の芦澤選手が猛追! ほとんど差がない状態にまで迫った芦澤選手だったが、小さなミスが響いてトップに立てず……安定感が光った坂本選手が優勝を決めた。

第2位 芦澤  真第1位 坂本  勝第3位 坂井 光俊

Pos.Driver NameLapTotal Time
1坂本  勝308'09.290"
2芦澤  真308'11.040"
3坂井 光俊298'05.320"
4田宮  努298'06.440"
5阿部 弘晃288'02.460"
6上原 隆行258'08.750"
7佐保田 進186'32.570"
8浅場  忍00'00.000"
※上位 3名はファイナルチャンピオンシップ出場権獲得

カートップ エンジョイラン


普段走れない大きなコースを自由に走ることができるエンジョイラン。走行後には各自にラップチャートを渡すため、自身のレベルアップを確認することができるフリー走行枠として人気を集めている。今大会は土曜日16名、日曜日17名がエントリーして、ミニッツレーサーによるサーキット走行を楽しんだ。ミニッツレーサーさえ所有していれば誰でも気軽に参加できるので、まだミニッツカップに参加したことがない人はエンジョイランでミニッツカップの雰囲気を体感してみよう!

プロダクション クラス


今シーズンから新設された、RWDシリーズのみ参戦可能なプロダクションクラスには27名がエントリー。決勝AメインはTQの高山選手がスタートから好ダッシュを決めてレースを終始リード。2番手の安田選手、3番手の海老名選手が追うもののトップの高山選手との差はいっこうに縮まらず、逆に広がっていく。その後もハイペースでラップを重ね、2位以下の選手に大差をつけた高山選手がポール・トゥ・ウィンを達成した。

第2位 安田 計次朗第1位 高山 達哉第3位 海老名 義則

Pos.Driver NameLapTotal Time
1高山 達哉498'03.780"
2安田 計次朗478'03.450"
3海老名 義則478'09.720"
4岡安 昌仁468'10.370"
5小松 智実458'04.510"
6小栗 勝久448'07.540"
7柳田 浩正428'00.730"
8樽川 純幸428'02.280"
※上位 3名はファイナルチャンピオンシップ出場権獲得

ノービス クラス


ワイドとナローのマシンが混走するノービスクラスには34名がエントリー。決勝AメインはTQを獲得した内藤選手が好スタートをきるも、5番グリッドから追い上げてきた赤坂選手と順位を入れ替えながらのトップ争いを展開。その後、他車との接触で大きく順位を落とした内藤選手に代わり、馬見塚選手が2番手に浮上。そして、レース終盤に馬見塚選手が赤坂選手をかわしてトップに立ち、約1秒という僅差のレースを制した。

ワイドクラス
第2位 池田  司第1位 赤坂 繁善第3位 向井 伸介
ナロークラス
第2位 金子 竜太第1位 馬見塚 俊介 第3位 内藤 忠弘

Pos.Driver NameLapTotal Time
1馬見塚 俊介ナロー:1位428'00.220"
2赤坂 繁善ワイド:1位428'01.190"
3金子 竜太ナロー:2位408'06.100"
4内藤 忠弘ナロー:3位408'07.260"
5池田  司ワイド:2位398'03.070"
6福島 俊郎ナロー:4位388'03.580"
7茂木 雅寿ナロー:5位318'01.550"
※ファイナルチャンピオンシップ出場権は、ありません。

・松山選手は車検落ちにより記録を抹消。

FWD クラス


ミニッツ初となる前輪駆動モデルのみで争われる新設のFWDクラスには18名が参加。その決勝Aメインはギャラリーも大興奮の白熱したトップ争いが繰り広げられた。主役を演じたのは谷選手と小泉選手で、レース序盤から終盤にかけて常にテール・トゥ・ノーズの緊迫した状況が続く。そして、この2選手に3番手を走行する福本選手も加わって三つ巴の争いに! しかし、最終的にはスピードに勝る谷選手が抜き出て、トップでチェッカーを受けた。

第2位 小泉  学第1位 谷   聡第3位 福本 大地

Pos.Driver NameLapTotal Time
1谷   聡458'01.380"
2小泉  学 458'02.110"
3福本 大地458'02.800"
4小西 浩之448'04.130"
5柳田 浩正428'08.760"
6山田 充規408'09.450"
7川浦 弘之388'10.110"
8岡安 昌仁295'44.560"
※上位 3名はファイナルチャンピオンシップ出場権獲得

ワイドツーリング クラス


33名がエントリーしたワイドツーリングクラス。決勝 AメインではTQを獲得した田中選手が好スタートでオープニングラップを制したが、3周目のインフィールドで転倒し、桑田選手にトップを譲る。他の選手が8.8秒台後半〜8.9秒台前半でラップを重ねる中、トップの桑田選手は8.7秒台のベストラップをマークする会心の走りで独走。その後もまったく危なげない走りで8分間を走りきった桑田選手が優勝を飾った。

第2位 田中 晃希第1位 桑田 貴透第3位 森  敦史

Pos.Driver NameLapTotal Time
1桑田 貴透548'07.350"
2田中 晃希528'01.100"
3森  敦史528'03.540"
4勝田 隆之518'01.260"
5真柄 彰忠518'04.950"
6近田 積治518'06.070"
7中村 直隆508'02.150"
8江口 啓人488'02.780"
※上位 3名はファイナルチャンピオンシップ出場権獲得

Concours d'Elegance


上野 雄太 選手(エキスパート クラス)

奥山 和昭 選手(FWD クラス)

じゃんけん大会


レース終了後は『ドローンレーサー&バッテリー、充電器』争奪のじゃんけん大会に加え、特別開催のGT-Rマガジンクラスに参加した選手を対象にした『GT-Rマガジンオリジナル アルミ製トロリーバッグ&GT-Rマガジン』争奪のじゃんけん大会を実施!


ご参加いただいた選手の皆様、本大会の開催にあたりご協力をいただきましたすべての皆様に、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
また、コース変更や撤収作業にご協力いただきました皆様にも重ねてお礼申し上げます。

次回は9月1日、2日に『ミニッツカップ2018 北海道ブロック』が旭川市市民活動交流センター・CoCoDe(ココデ)にて開催となります。
今後も皆様と楽しいミニッツカップを開催していきたいと思いますので、お仲間を誘ってご参加ください。


Special Thanks