KYOSHO CUP 2018 FINAL CHAMPIONSHIP第25回 京商カップ2018 ファイナルチャンピオンシップ レポート

2019.3.16-17   静岡県・新東名高速道路 清水パーキングエリア「ぷらっとパーク」

KYOSHO CUP 2018 FINAL CHAMPIONSHIP第25回 京商カップ2018 ファイナルチャンピオンシップ レポート

WE ARE FINALIST!!
プライドがぶつかり合った平成最後の京商使い日本一決定戦

2018年度で記念すべき25回目の開催となった『KYOSHO CUP 2018 FINAL CHAMPIONSHIP』。2017シーズンに続き、2018シーズンもスタッフサービス・エンジニアリング様のメインスポンサーのもと、オフィシャルレースとしてKYOSHO CUPを開催。北海道/北日本/関東/中京/関西/四国・九州の全6ブロックを勝ち上がってきた強豪選手が、戦いの舞台である新東名高速道路 清水パーキングエリア内“ぷらっとパーク”に集結。全参加選手が初めて走るコースレイアウトを採用するイコールコンディションのもと、EPバギー 一般/EPバギー ジュニア&レディース/ガスパワーツーリング 個人戦/ガスパワーツーリング チーム戦/PLAZMA Lmチーム戦の全5クラスで日本一決定戦が展開された。
また、レース開催期間中は掘り出しものやレアアイテムを多数用意した京商お宝ジャンク市をはじめ、人気のR/Cモデルを展示した京商ギャラリー、ミニッツレーサーの体験操縦など、レース以外のコンテンツも用意。清水パーキングエリアを訪れたすべての来場者にも楽しんでいただける催し物として活況を呈した。

EPバギー 一般 クラス


23名がエントリーしたEPバギー 一般クラスは、浅場選手が2番手の阿部選手に6秒以上もの大差をつける圧倒的な走りでTQを獲得。8分間で争われる決勝Aメインでも浅場選手は予選の勢いそのままに、序盤からトップを快走。2番手の宮野選手に最大で5秒の差をつけてレースは終盤に突入。依然トップをキープする浅場選手、このまま優勝かと思われたが……最終ラップのホームストレート手前でマシンがストップ! その間にトップに立った宮野選手がトップゴールを決め、このクラスで僅差の2位に終わった昨年大会の雪辱を晴らした。

第3位 阿部 素久第1位 宮野 雅之第2位 富岡 慎雄

Pos.Driver NameLapTotal TimeBest Time
1宮野 雅之2808:08.216.49
2富岡 慎雄2808:11.016.778
3阿部 素久2808:15.517.2
4浅場  忍2707:48.716.767
5縄間 英治2708:13.316.986
6間瀬 信吾2708:16.717.176
7薮内 政夫2708:17.317.212
8小野 達也2608:09.817.326
9丸山 祐也2608:12.316.902
10伏本 祐美子1304:03.417.705

EPバギー ジュニア&レディース クラス


小学生以下と女性初心者のみ参加できるEPバギー ジュニア&レディースクラスには9名がエントリー。予選ではTQの富岡選手と2番手の松井選手のふたりが9周をクリアして他の選手を一歩リード。この2選手のマッチレースになるかと思われた決勝Aメインでは、TQの富岡選手がスタート直後のクラッシュで8番手まで順位を落とす波乱の展開に。代わって松井選手がトップに立つも後方からは富岡選手が猛追! ハイペースで周回を重ねる富岡選手は5周目に松井選手をかわして奪首、その後も他の追随を許さない走りで優勝を飾った。

第3位 宮井 彩名第1位 富岡 祥吾第2位 前田 知樹

Pos.Driver NameLapTotal TimeBest Time
1富岡 祥吾1505:01.418.492
2前田 知樹1505:06.618.401
3宮井 彩名1505:13.819.549
4松井 美記1405:07.320.252
5高瀬 叶真1405:23.021.199
6安達 コウシ1305:12.620.779
7山崎 大介1305:13.322.456
8宮井 悠里1205:15.723.056
9向井 悦子301:31.227.08

ガスパワーツーリング [個人戦] クラス


31名が参加して今大会の最激戦区となったガスパワーツーリング 個人戦。予選では唯一22周を記録した浅野選手がTQを獲得したが、決勝Aメインのオープニングラップを制したのは3番グリッドスタートの安達選手。トップを走る安達選手は快調に周回を重ねて中盤までトップを堅守したが、給油時に無念のエンストでトップから脱落。その間に浅野選手がトップに、予選2位の足立選手が2番手に浮上。足立選手は最大10秒あった浅野選手との差を4秒まで縮めたものの、レースはそこでタイムアップ。浅野選手が逃げ切って勝利を手にした。

第3位 桑野 宏昌第1位 浅野 雄二第2位 足立 賢司

Pos.Driver NameLapTotal TimeBest Time
1浅野 雄二8120:01.013.928
2足立 賢司8120:04.314.116
3桑野 宏昌8120:12.714.189
4安達 明夫8120:14.913.918
5児玉 修一8020:13.413.916
6中島  徹7920:09.314.32
7影山  貴7720:15.514.284
8藤田 俊彦7520:11.314.21
9塩崎 大介6220:10.014.15
10太田 十三雄100:26.50

ガスパワーツーリング [チーム戦] クラス


25年の歴史をもつ京商カップを象徴するガスパワーツーリング チーム戦には24チームがエントリー。拮抗した争いとなった予選を制したのはライフワークだったが、決勝Aメインではエンジンを止めた状態からのル・マン式スタートで出遅れてしまう。代わってミサト技建がトップに立つも、ひらいし2001RやMAKINO R&D-Cと順位を入れ替えながら三つ巴のバトルに発展。そんな状況のなか、2回目の給油以降にトップに立ったMAKINO R&D-Cが後続を引き離して最終的には独走。タイヤに負担をかけないステディな走りで優勝の栄冠に輝いた。

第3位 ひらいし2001R第1位 MAKINO R&D-C第2位 ライフワーク

Pos.Team NameLapTotal TimeBest Time
1MAKINO R&D-C10125:02.714.033
2ライフワーク10125:12.914.076
3ひらいし2001R9925:03.914.186
4アイランドスタイルZ9925:08.813.909
5いすゞ自動車A9825:04.014.075
6ピュアデンタルクリニック9825:11.214.228
7美和工業所9725:14.314.385
8(株)ミサト技建9625:03.414.145
9いすゞ自動車B9325:09.314.072
10LOFT☆R8125:06.514.233

プラズマLm クラス (チーム戦)


ファイナルチャンピオンシップのフィナーレを飾ったのがPLAZMA Lmチーム戦。TQを獲得したきこりんwith B、TEAM TSSK、市立上和田中学が予選で39周を記録。この3チームを中心にトップ争いが展開された決勝Aメインだったが、徐々に市立上和田中学が他の2チームを引き離してリードを広げる。そんななか2番手に浮上してきたのが予選4位のNAT。ドライバー交代後の中盤には両チームがテール・トゥ・ノーズのバトルを展開したが、レース残り4分のところで市立上和田中学が痛恨の転倒。これでトップに立ったNATが逆転優勝を飾った。

第3位 Still I Rise第1位 NAT第2位 G-max

Pos.Team NameLapTotal TimeBest Time
1NAT9324:04.514.435
2G-max9324:04.714.698
3Still I Rise9324:06.114.591
4市立上和田中学9324:09.114.452
5TEAM TSSK9224:02.214.342
6E・P・S 2in1 B9224:05.814.531
7MAKINO R&D A9124:15.514.717
8富岡園芸8924:09.414.726
9風月堂8824:11.714.967
10きこりん with B7419:12.014.555

Concours d'Elegance


川崎 竜司 選手(ガスパワーツーリング個人戦)

今季の新クラスマシン『FAZER Mk2』のデモランに参加者も注目


京商ホームページにて、2019年度の京商カップでFAZER Mk2によるワンメイクレース『FAZERクラス』の新設を発表したことにともない、今回のファイナルチャンピオンシップではダッジ SRT チャレンジャー 2015 ヘルキャット プラムクレイジーパープル(No.34415T1)、アキュラ NSX GT3 レースカー(No.34421) 、アウディ R8 LMS 2015 レッド(No.34422T1)の3台によるデモラン&模擬レースを実施。その軽快な走りに参加者も興味津々、新クラスへの期待を膨らませている様子だった。R/Cを始めたばかりの人でも比較的参加しやすいレディセットのマシンで争うレースなだけに、ぜひ参加を検討してみてはいかがだろうか?

模型ホビーの世界と京商カップをさらに盛り上げるために……


今大会では掘り出しモノが盛りだくさんの京商お宝ジャンク市をはじめ、ミニッツレーサーの体験コーナーや京商製品の展示など、参加者の付き添いで来場された人や休憩のために清水PAに立ち寄った一般来場者に向けたコンテンツも用意。京商では、今後もR/C製品がより身近な存在となるような活動を展開していきます。

また、京商カップのメインスポンサーとして年間を通じてサポートしていただいたのが、人材派遣会社『スタッフサービス・エンジニアリング』様。ミネラルウォーターやR/Cカーボディにジャストフィットするスペシャルステッカーの配布をはじめ、レース後の恒例ジャンケン大会ではピットボックスとお米券をご協賛いただきました。加えて、オフィシャルスポンサーのうち小川精機様、近藤科学様、三和電子機器様、双葉電子工業様、YURUGIX様にブースを出典していただくとともに、ジャンケン大会の賞品を協賛いただき、手厚いサポートもいただきました。

最後になりますが、京商カップ2018 ファイナルチャンピオンシップの開催に際しまして、すばらしい会場をお貸しくださいましたNEOPASA清水様、全国からご来場いただきました参加者の皆様、そして、2018年度の京商カップを支えていただきましたすべての皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。