JMPBA RCボート2017全日本選手権大会レポート

2017.11.4-5  愛知県碧南市 勤労青少年水上スポーツセンター

JMPBA RCボート2017全日本選手権大会レポート

11月4日(土)・5日(日)に愛知県碧南市にある勤労青少年水上スポーツセンターにて、JMPBA(日本モデルパワーボート連盟)主催の全日本選手権大会が開催されました。
競技は3日(金) が公式練習日、4日(土)に第52回400m周回レース全日本選手権大会、5日(日)に第34回ヒートレース全日本選手権大会の2種目が開催され、400m周回レースに浜崎選手、ヒートレースには浜崎選手、岸選手、榎本選手が京商FMR21V SIIIで参戦しました。

4日(土) 大会1日目:400m周回レース


この日は強風注意報が出るほど風が強く、特に午後から風速8m/sの予報が出ていて水面が荒れる事が予想され、第1ラウンドに好タイムを出さなければならない状況でレーススタート。


第1ラウンド:

浜崎選手は前日の練習でベストラップ6秒12を出せていたので24秒台が期待された。
そして一発勝負しかないというプレッシャーが掛かる中、いよいよエンジンスタート!しかし、何か様子が昨日までと違う?
低速からの吹け上がりがもたつき、さらに高回転での息つきが出ている。
ニードルコントロールで出走から計測開始までに調整するも結局速度が伸びずタイムはまさかの28秒台と大きく出遅れて終了。
スーパーサンシャインで現在4連覇中の榎本選手が25秒08で暫定トップ、浜崎選手は暫定4位。


第2ラウンド:

強風で水面にうねりが出始めタイムアップは無理か?と思われたが、MAクラスが始まる直前に風が止み、うねりが消えて水面が復活!
浜崎選手は練習用エンジンに載せ換えてスタート。
今度は調子よく高速が伸びて25秒62を出して暫定2位に浮上。榎本選手は24秒27までタイムを伸ばし依然トップ。


第3ラウンド:

午後になって一層風が強くなるも、かろうじて大波にはならなかった。
しかし、コース上では船体があおられるほどのブローが吹き始める中でスタート。
トップの榎本選手は水面コンディションの変化で完走出来ず記録は第2ラウンドの24秒27。浜崎選手もタイムアップするペースでの最終ラップ、バックストレートで船体が舞い上がってしまいリタイア。最終結果は昨年と同じ2位入賞。



5日(日) 大会2日目:ヒートレース



昨日までと違って風はあるものの、穏やかな水面でのレースとなった。浜崎、榎本、岸選手が京商FMRの2連覇を狙う。


第1ラウンド:

AMクラスの3ヒートそれぞれに浜崎、岸、榎本の3選手が出走し、それぞれトップゴールで400Pを獲得し、京商FMRが上位を占める幸先よいスタート!


第2ラウンド:

榎本、岸両選手が同一ヒートになりワンツーフィニッシュを狙いスタート!
岸選手は順調に2番手を走航していたが4周目の最終コーナーの波で飛んでしまい撃沈!このラウンド25Pで暫定7位に。
浜崎、榎本選手はトップゴールしポイントを重ねて同800Pで暫定ワンツー。


第3ラウンド:

今度は浜崎、榎本両選手が同一ヒートに。浜崎選手はスタートで若干出遅れてしまい後方から追い上げるも、榎本選手が1着、浜崎選手は2着となり暫定1、2位で決勝ランド進出を決めた。
岸選手はスタート直後に前走艇の引き波に乗ってしまい撃沈。最終的に11位という結果。


決勝ラウンド:

すでに3位に300Pの大差をつけている榎本選手、2番手スタートから無理せずポジションをキープ。
浜崎選手は3番手を走航、このままいけば2位入賞と思った最終ラップの最終コーナー、何と浜崎選手のFMRがストップ?走航不能で無念のリタイア!止まった原因はプロペラナットがずれてしまったため。
最終結果は榎本選手が総合得点1500Pで優勝!浜崎選手は1125Pで3位となり、FMR21V SⅢが見事2連覇を達成しました。



本年度の結果は400m周回レースで2位、ヒートレースで2連覇と3位という良い結果でした。
JMPBAでは来年度からヒートレースのAMクラスの出場枠を増やす計画もあり、京商FMRで参加する選手がさらに増える事が期待されます。