KYOSHO MARINE CUP 2016
2016年7月17日(日) 第31回 KYOSHO マリンカップ in 王禅寺 ベリーパーク in フィッシュオン!王禅寺(神奈川県川崎市)


第31回 KYOSHO マリンカップ in 王禅寺が神奈川県川崎市にあるベリーパークinフィッシュオン!王禅寺にて、今年はコースをジロー池に移しての初開催となりました。 天候は終日曇りで強風の予報のはずが、ほとんど風が無い微風状態という電動ボートには絶好、ヨットには非常に難しいコンディションでのレースとなりました。 ここ王禅寺は7月からRCユーザーに水面を有料開放している事もあり、RCボート、ヨットのフィールドとしての知名度が上がってきている様で、今回も延べ52名のエントリーが集まり大いに賑わいました。 今回も昨年同様に新人割引きのキャンペーンを行ない、13名の新規参加選手にエントリーしていただきました。 終日ほぼ無風の状態でしたので、ヨットクラスのレース進行に時間が掛かってしまったためヨット2ラウンド、電動ボート3ラウンドで終了しました。

レースはエントリー14名と電動クラスでは一番の激戦クラスとなったストッククラスからスタート。 14艇中11艇がジェットストリーム600で、6月に発売されたアクアスピードマリンモーターを装着している選手が多く、各艇の速度差はほとんど無い状態。1つのミスで順位が入替る面白いレース展開となりました。マリンカップ特有の難関S字シケインでは、各選手ブイカットやスピンをしてしまい、ここが最も勝負が分かれるポイント。その難コースでの接戦を制し鈴木健矢選手が3年振りのマリンカップEP-STクラス優勝となりました。

EP TNクラスは今回からバッテリーのレギュレーションが変更になり、NiMHバッテリーでのレースとなりました。 レギュレーション変更の発表から1ヵ月半、その間に各選手それぞれ船体のセッティングをうまく煮詰めてきていて、予想以上にハイスピードなレースになりました。バッテリーが変った事で出場する船体も今までのハリケーン900ワンメイクから一転して4機種がエントリー。それぞれの船体の持ち味が出ていて面白いレースとなりました。 TNクラス常連の殿岡選手はいつもの愛艇ハリケーン900で参戦。1ラウンド目にリタイヤするも、残る2つのラウンドで安定したコーナーワークを見せてトップを獲り、昨年に続き王禅寺大会2連覇を飾りました。

EP OPクラスも今回からNiMHバッテリーに変更となり、5機種でのレースとなりました。各選手セッティングには苦労した様子でしたが、レースが始まってみるとこのクラスも予想以上に速く、1ラウンド目トップに立った殿岡選手が2ラウンド目でリタイヤした事で冨田、鈴木健矢両選手が19P差でトップ争いを繰り広げるも、最終ラウンドで殿岡選手が400Pを獲得して逆転、TNに続きOPクラスも優勝しました。

650mmヨットクラスは、終始無風状態に苦しめられ、なかなかスタートラインを超えられない状態が続きました。 あまりにも風が吹かず先頭艇が第1マークまで到着するのに20分以上掛かるという状況になってしまったので、第1マークまで30分経過するとヒート終了というマリンカップ初となるタイムオーバーを設定。残り1分という所でかろうじて先頭艇がマークを通過してレース成立。根塚選手が2ラウンドともトップゴールし優勝しました。

700〜900クラスはシードルフィンの藤井選手とフェアウインドの長谷川選手の接戦となりました。 微風の中、藤井選手が風をうまく読んで船体サイズの差をものともせずに長谷川選手を引き離して見事2ラウンドともトップゴールし0Pで優勝しました。

今回最もエントリーが多かったシーウインドクラスは4ヒートでのレースとなりました。他クラスに比べてセール面積が大く、少しの風でも走り出せるので各ヒートでレースらしい抜きつ抜かれつの展開が見られました。1ラウンド目から速さを見せたのは、700クラスで優勝した藤井選手と吉川選手、木下保選手、原田選手の4名がトップゴールし暫定トップ。続く第2ラウンドはトップ2名ずつが同じヒートになってスタート。このラウンドでも藤井選手と吉川選手が見事トップゴールし、同着での優勝となりました。


  • 電動クラスの選手。
    真剣な表情。


  • こちらはシーウインドクラスの出走待ちの選手。
    無風状態をどう攻略するか?


  • 最も苦戦した650mmクラス。
    水面が綺麗な鏡面に。


  • シーウインドクラスのトップ争い。
    このサイズなら何とか走れる状態。


  • EP-STクラスのレース。
    電動クラスにはとても良いコンディション。


  • 勢い余って島に上陸。
    残念ながらリタイヤ。


  • ピット風景。
    各選手テントや扇風機を持ち込んで暑さ対策。


  • レース後には、お楽しみ抽選会を実施。



EP-ST CLASS


順位
氏名
船体
1鈴木 健矢バルテック
2清  智紀ジェットストリーム600
3柳澤 信広ジェットストリーム600

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EP-TN CLASS


順位
氏名
船体
1殿岡 正啓ハリケーン900VE
2柳澤 信広サーガ
3伏木田 基弘ジェネシス

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EP-OP CLASS


順位
氏名
船体
1殿岡 正啓FMR21V EP
2冨田 恵也ジェットストリーム888VE
3鈴木 健矢スナップ

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650 CLASS


順位
氏名
船体
1根塚 洋一フォーチューン612II

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700-900 CLASS


順位
氏名
船体
1藤井 謙次シードルフィン770
2長谷川 克也フェアウインドIII

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SEAWIND CLASS


順位
氏名
船体
1吉川 英明 (写真:左)シーウインド
1藤井 謙次シーウインド
3木下  保シーウインドカーボン

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