ミニッツカップ

同時開催のMINI-Z MEETING
JKB女子RCクラブも参戦した
女性&レースビギナーのためのNISSAN JSCC JKBクラス


 ひとりでも多くの人にR/Cカーレースやミニッツの楽しさを体感してほしいという想いから、昨年度のファイナルチャンピオンシップに引き続いて併催したエキシビションレースの『NISSAN JSCC JKBクラス』。参加資格が”女性、または京商主催レースへの参加が初めて”ときわめてシンプルであることに加え、JKB女子RCクラブのメンバーや実車系/趣味系媒体12社が参加したことなども手伝って45名ものエントリーを記録! レギュレーションはMR-03/VE、MA-010、MA-015、MA-020/VEが使用可能なJSCCクラスに準拠しつつも、ボディは開催地にちなんだスカイラインGT-R(R32/R34)、GT-R(R35)、フェアレディZ(240Z/350Z)、シルビア(S15)を指定、6種類の日産車ボディによる見応えあるバトルが各所で展開された。レースでは予選、決勝を通じて鈴木選手の速さが際立ったいっぽうで、10代のヤングドライバーの台頭や女性ドライバー3名の決勝Aメイン進出なども大きなトピックとなった。京商では女性&ビギナーを応援し、ミニッツの楽しさやおもしろさを発見してもらえるような新しい取り組みを今後も積極的に行っていきます!


【TOPICS1】RACE REPORT
鈴木選手の速さもさることながら
女性3名の決勝Aメイン進出に拍手喝采


 3分間の周回レースで争われた2ラウンドの予選で圧倒的な速さをみせた鈴木選手がポールポジションを獲得。2番グリッドの大塚選手も予選で唯一、鈴木選手と同一周回をマークしたことから、決勝Aメインはフロントロー2選手のマッチレースが予想されたが、好スタートを決めた鈴木選手が序盤からトップを快走。他の選手が12秒台で周回を重ねるなか、11秒台のスーパーラップを連発して一気にリードを広げていく。2番手を走る大塚選手もハイサイドギリギリのアグレッシブな走りで鈴木選手を追うものの、その差は縮まらず。終始安定したスキのない走りで独走態勢を築いた鈴木選手がスタートから一度もトップを譲ることなく、見事なポール・トゥ・ウィンを達成した。


決勝Aメインリザルト
順 位 ドライバー名 周回数 トータルタイム
1 鈴木 祐介 41L 8'02.190"
2 大塚 日緒理 39L 8'04.880"
3 岡島 佳汰 39L 8'07.110"
4 杉山 秀之 39L 8'08.190"
5 山田 太郎 38L 8'07.690"
6 稲垣 綾子 36L 8'01.240"
7 清水 貴大 33L 8'09.330"
8 柳澤 純子 15L 3'25.750"

■決勝レースのデータはこちら(PDF) ■予選レースのデータはこちら(PDF) ■レース総合のデータはこちら(PDF)

【TOPICS 2】ZOOM UP ”JKB JOSHI RC CLUB”
JKB女子RCクラブのメンバーも
ミニッツ&レースを存分に楽しむ!


 JKB女子RCクラブからは塚本奈々美、今橋彩佳、武村奈々花、佐久間 澪の4名がエントリー。各選手とも忙しい合い間を縫って練習を重ねた結果、昨年に比べて操縦テクニックが大きく上達、今大会初出場となった佐久間こそFメインでレースを終えたものの、昨年のこのレースを経験している塚本部長、今橋、武村の3人がDメインで対峙することに! JKBトップの称号をかけたメンバー同士の熱すぎる戦いは、このメインで3位に入った今橋に軍配が上がった。

塚本奈々美 「今回も昨年と同様に”コソ練”をして準備を進めてきました。ボディは私が普段走らせている86のサイズに近い350Zをチョイスしてレースに臨みましたが、なかなかうまく走らせらることができませんでしたね(笑)。でも、個人的にはレースの結果よりも、本当に多くの皆さんにNISSAN JSCC JKBクラスに参加していただけたことが、何よりも嬉しかったです。それともうひとつ嬉しかったのが、レースに参加した選手のお母さんや娘さんから『JKBクラスが設けられたことで自分もレースに参加できるようになって、旅行気分でファイナルチャンピオンシップに足を運べるようになりました』というありがたい声を数多くいただいたことです。”JKBクラスを開催してよかったなぁ”って実感しています。参加した選手の皆さん、京商のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました! JKB女子カート部も新たに9期性を迎えてレースはもちろん、ダンスに歌に、そしてミニッツにがんばって取り組んでいきますので、応援よろしくお願いします」
今橋彩佳 「昨年は手が震えるほど緊張しましたが、今回は比較的リラックスしてレースに臨めました。そのおかげで、JKBメンバーのなかで最上位を獲得できましたし、ミニッツを走らせていて今までで一番楽しいって感じました。事前練習があまりできなかったこともあって“練習の成果を出さなきゃ!”というプレッシャーがなかったのがよかったのかもしれませんね(笑)。でも、ひとつだけ悔いが残っているんです。決勝であとひとつ順位を上げていれば勝ち上がれたんですよねぇ。それだけが、すっごく悔しい(笑)」
武村奈々花 「このレースに向けて1、2回くらいしか練習ができませんでしたが、意外と余裕をもってミニッツを走らせることができました。でも、昨年以上に緊張もしましたけどね(笑)。アウト・イン・アウトではなく、コースの真ん中を走らせることを心がけた結果、これがうまくいって決勝で1回勝ち上がれました。2回目の決勝は周りの選手がみんな速くて冷静さを失ってしまったんですけどね(笑)。結果に対して悔しい気持ちもありますが、それ以上に”ミニッツって本当に楽しい!”ていう想いのほうが強いです」
佐久間 澪 「ファイナルチャンピオンシップのレースに出るのは今回が初めてなので、2015年に入ってから多い時には1週間に2〜3回くらいのペースで練習に行きました。私って普段はあまり緊張しないタイプなのですが、他の人と一緒に走らせるとすごく緊張感があって、それに焦りも加わっちゃって……。レースでは自分が思うようにうまく走らせられなくて、悔しいですね。それと、レースでは”場慣れ”も必要だということがよくわかりました。これを糧にして、次回のレースに向けて練習するぞ〜(笑)」

【TOPICS 3】MEDIA'S SNAP
メディアを通して
豊かな暮らしを提供する”趣味人”たちが 大挙参戦


 NISSAN JSCC JKBクラスの楽しさをより多くの人に伝えたいという想いから、今大会に雑誌媒体12社17名を招待させていただきました。その多くはR/Cカー未経験、もしくはレース初参戦だったこともあり、クラッシュやハプニングの連続でしたが、どの参加者も笑顔でレースを楽しんでいたのが印象的でした。そんななか、媒体12社の頂点に立ったのは、オリジナルカラーで仕上げたR32GT-Rをさっそうと操り、決勝Cメインに進出したデジモノステーションの大竹選手。コソ練の成果の表れといったところでしょうか!? ちなみに、今回のレースの模様(参戦記)は各媒体でも紹介していただけるとのことですので、そちらもぜひチェックしてみてください。

リザルト
順 位 媒体名
1 デジモノステーション
2 オートメカニック/月刊自家用車
3 週刊アスキー
ahead(レゾナンス) 「乗るのはクルマよりバイクのほうが得意かも(笑)。おもちゃはどんなものでも大好き! R/Cレース経験はほとんどありませんが、がんばります!」
オートメカニック&月刊自家用車(内外出版社) 「7年くらい前まではちょこちょことR/Cをやっていましたが、最近はご無沙汰で……。コースを無事に1周できるかどうかがスゴく心配です(笑)」
Garage Life(ネコ・パブリッシング) 「日本で唯一のガレージ専門誌ですので、クルマそのものも大好きですし、ミニッツも日産車も大好き! 今回は優勝を狙っていきますよ」
KURUMAG(NEXCO中日本) 「KURUMAGはNEXCO中日本管轄50箇所のサービスエリアで配布している高速道路初の自動車フリーペーパーです。今日は精一杯がんばります!」
週刊アスキー(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス) 「『週刊アスキー』(毎週火曜発売)のRCマイスター・アカザー監督に、みっちり鍛えられました。週アスと監督の名を汚さないよう頑張ります!」
Tipo(ネコ・パブリッシング)  「媒体最多となる1社4名で伺いました。当編集部の序列は実車、R/Cを問わずレースの結果で決まります。なので、編集部内バトルにもご注目を(笑)」
デジモノステーション(エムオン・エンタテインメント)  「R/Cカーレース経験は10年を超えますが、腕はなかなかあがらずで(笑)。ただ、今回はコソ練を重ねてきましたので、準備もバッチリですよ!」
driver(八重洲出版)   「ミニッツはMR-01時代に少しだけカジっていました。久々のミニッツ、しかもレースには初めての参戦ですが、のんびり楽しくをモットーにがんばります」
ベストカー(講談社ビーシー)   「常に締め切りに追われる毎日を過ごしていますが、この大会では他の選手から”追われる立場”になれるようになれるようにガンガン走らせます(笑)」
Model cars(ネコ・パブリッシング)  「モデルカーズはミニカーからプラモデル、スロットカーからR/Cまでクルマ模型なら何でも楽しんでいく雑誌なので、それを証明できるようがんばります」
MODEL Art(モデルアート社) 「R/C歴は過去に4年くらいありますが、ブランクは20年超。皆さんに模型の楽しさを提供できるよう、今大会を機にR/Cシーンに舞い戻ってきました(笑)」
monoマガジン(ワールドフォトプレス社) 「R/Cカーをはじめとする総合情報誌として幅広い層から支持を受けています。R/C歴はまったくありませんが、今回は純白の240Zでがんばりたいと思います」