第15回 京商マスターズ in JAPANレポート

2018.7.14-15  三重県松阪市「RC Land 23」

第15回 京商マスターズ in JAPANレポート

DAY1:2018/7/14

DAY2:2018/7/15

2018年の“インファーノの祭典”は『RC Land 23』で開催!


『インファーノ』をこよなく愛するユーザーとチーム京商のワークスドライバーが一堂に集い、“京商ワークスドライバーとユーザーとの交流”を最大のモットーとした年に一度の交流イベントである『京商マスターズ in JAPAN』の第15回大会が7月14日(土)と15日(日)の2日間にわたり、三重県松阪市のRC Land 23で開催された。

開催クラスはインファーノを始めて間もない人やレース経験の浅い人が対象となる『スポーツクラス』、全日本選手権に参加経験のある人やそれに順ずる経験をもつ人が対象となる『エキスパートクラス』、京商が誇るワークスドライバーが真剣勝負を展開する『インビテーションクラス』の3つ。スポーツクラスの優勝者とエキスパートクラスの1位&2位の選手はインビテーションクラスの決勝に参加できる、一般参加者にとってはうれしい内容となっている。そして、今大会には地元の中京地区はもちろん、東は関東、西は九州、さらには韓国からのエントリーもあり、3クラス合計で55名の選手が集結! 大会は両日とも快晴に恵まれ、各所で熱いバトルが展開された。

京商マスターズ恒例の前夜祭でユーザー同士の交流・親交をいっそう深める


初日の予選終了後には、京商マスターズの楽しみのひとつである前夜祭を開催。京商ワークスドライバーとの距離が縮まる貴重な時間でもあることから、参加者の多くが出席。インファーノユーザー同士、楽しいR/C談義に花を咲かせていた。多数の景品が用意された抽選会も行われ、楽しい宴はあっという間に過ぎていった。

進境著しいヤングドライバーの台頭がレースを盛り上げる!


今大会で目立ったのはヤングドライバーの台頭。エキスパートクラスに参戦した木村選手は、予選で京商ワークスドライバーをも凌ぐ驚異的なタイムを叩き出す走りを披露。その走りにはワークスドライバーたちも一目置くほどだった。同じくエキスパートクラスに参戦した2017年度のJMRCA 1/8GPオフロードカー全日本選手権スポーツクラス覇者の久本選手もAメインに進出。決勝ではトラブルもあって9位に終わったものの、一時はインビテーションクラスへの勝ち上がり圏内となる2位を走行してレースを盛り上げた。さらに、スポーツクラスに参戦した亀田選手は予選でTQを獲得し、決勝でも3位に入る活躍をみせた。これからの活躍も大いに期待される3人のヤングドライバーに今後も注目を!

スポーツクラス


24名がエントリーしたスポーツクラス。5分間の周回レースを3ラウンド行い、そのうちのベストタイムで順位を決する予選では亀田選手が第1ラウンドで8周回5分37秒807を記録してTQを獲得。決勝では、予選で8周回をマークした亀田選手と予選2位の今村選手の争いになるかと思いきや……両選手ともスタート早々に順位を大きく落とす波乱の展開に。代わってトップに浮上したのは、4番グリッドからスタートした尾池選手だった。序盤にトップに立った尾池選手は終始安定したラップを刻んでレースをリードし、最終的には2位に入った今村選手に20秒以上の大差をつけて優勝を飾った。

第2位 今村  寛第1位 尾池 輝昭第3位 亀田 大揮

Pos.Driver NameLapTotal TimeAve. Lap
1尾池 輝昭2720:14.77344.905
2今村  寛2720:40.16045.993
3亀田 大揮2620:14.27246.746
4山崎 龍治2620:21.73646.988
5宮木 忠正2520:15.72748.630
6吉澤 浩二2420:31.56651.029
7青木 雅昭2320:13.20352.859
8高橋 博樹2320:19.85453.197
9赤津 和利1920:08.3991:04.297
10伊藤 久史1010:43.0091:05.284

エキスパートクラス


21名がエントリーしたエキスパートクラス。5分間の周回レースを3ラウンド行い、ベスト2ラウンドの合計ポイントで順位を決する予選では、木村選手がインビテーションクラスの選手の記録を上回る驚異的なタイムをマークするなど全ラウンドを制してTQを獲得。これに梶原、久本、廣木というヤングドライバー3選手が続く結果となった。決勝でも序盤は木村選手と梶原選手のトップ争いが展開されたが、中盤に入って木村選手が大きくタイムロスし、梶原選手がトップに浮上。その後も危なげない走りを披露した梶原選手が、2位に入った廣木選手以下すべての選手を周回遅れにしての独走劇で優勝を飾った。

第2位 廣木  大第1位 梶原 樹里也第3位 太田 裕一郎

Pos.Driver NameLapTotal TimeAve. Lap
1梶原 樹里也2920:04.82941.596
2廣木  大2820:40.04744.061
3太田 裕一郎2720:18.92245.116
4飯田 勇一2720:25.61245.136
5岩田 久宏2620:16.79946.952
6大野 敦弘2620:39.26247.453
7木村 啓吾2620:50.48748.458
8Jake Ko2520:38.94149.623
9久本 裕太2318:40.35048.894
10上ケ島 学2019:53.10759.940

インビテーションクラス


スポーツクラスとエキスパートクラスの上位選手を加えた全13名で争われたインビテーションクラス。エキスパートクラスと同様にポイント制が導入された予選では、すべてのラウンドでトップタイムをマークする選手が変わる激しいTQ争いが展開されたが、2ラウンド目に2位、3ラウンド目に1位を獲得した高城(航)選手がTQを獲得。以下、田中選手、韓国から参戦のChoi選手、連覇を狙う杉浦選手、河本(篤)選手が続く。決勝でも序盤から高城選手がレースをリード。これに田中選手、杉浦選手が続くオーダーとなったが、レースは次第に高城選手と2位に浮上した杉浦選手とのマッチレースの様相に。しばらくは2選手によるトップ争いが続いたが、レース中盤に杉浦選手が高城選手をパスすると、その後は杉浦選手が高城選手を徐々に引き離して差を広げていき、レースは後半へ。杉浦選手が40秒台のラップタイムを刻んだのに対し、38秒台〜39秒台のラップタイムを連発して杉浦選手との差を縮める高城選手。両選手の差はみるみる縮まっていったが、高城選手が約3秒差まで詰めたところでタイムアップ。杉浦選手が前回大会に続く2連勝を飾った。3位には常に安定した走りをみせた田中選手が、4位にはエキスパートクラスからの勝ち上がりながらすばらしい追い上げをみせた梶原選手が入った。

第2位 高城  航第1位 杉浦 悠介第3位 田中 和哉

Pos.Driver NameLapTotal TimeAve. Lap
1杉浦 悠介4530:28.04940.627
2高城  航4530:31.76140.775
3田中 和哉4430:00.03040.961
4梶原 樹里也4430:01.06540.868
5河本 篤志4430:24.20641.358
6Dani Choi4330:02.40441.833
7河本  周4230:05.10242.974
8金井 祐一4230:05.10243.312
9高城  学4030:34.13545.95
10小林 英樹3930:32.80247.047
11尾池 輝昭3630:06.95250.222
12廣木  大3122:54.43144.236
13八木 則行3024:02.668 48.119

レース終了後にはスタッフサービス・エンジニアリング様から提供いただいお米券をはじめとするスポンサー各社様から協賛いただいた商品を抽選会&じゃんけん大会にて提供。そして、イベントを締めくくる京商マスターズ恒例のセレモニー“シャンパンファイト”では、どの選手も最高の笑顔で勝利の美酒に酔いしれていた。

最後に今大会の開催に向けて多大なるご協力をいただいた『RC Land 23』の関係者の皆様、協賛品をご提供いただいたスポンサーメーカー様、ブース出展いただいた小川精機様、そして、本大会の開催にあたりご協力いただいたすべての皆様にこの場をお借りして厚くお礼申し上げます。