用語集 A to Z




【エアレース】
飛行機によるレースのこと。毎年9月にアメリカ、リノで行われるエアレースが有名。R/C飛行機の大会もあり、パイロンを地上に設置し、それを周回し順位を競うことから、パイロンレースと呼ばれることもある。

【エアロバティック】
飛行機による曲技飛行のこと。専用に設計された機体は、エアロバティック機と呼ばれ、実機ではキャップ232やエクストラ、スホーイなどが有名。

【ARF(近似単語SQS)】
“オールモスト・レディ・フライ(Alomost Ready to Fly)”の略で、半完成、準完成とも呼ばれる。R/C飛行機の主要部分が完成された状態で販売されるキットのこと。工作箇所が少なく、比較的簡単に短時間で飛行機を組み立てることができ、初心者や時間がない人にオススメ。

【ATV】
“アジャスタブル・トラベル・ボリューム”の略。舵角調整機能と訳され、完成したR/C飛行機の舵の、初期舵角を決定する機能のこと。サーボの動く量をそれぞれひとつずつ調整することができ、リンケージの補正や作動補正などの微調整に用いられる。

【エクスポネンシャル】
多機能コンピュータプロポの機能のひとつ。この機能を使うことでニュートラル付近のスティック動作に対するサーボの動きを鈍く、もしくは敏感にすることで、小舵を打った時と、大きく打った時の反応を調整できる。操縦者の好みや機体の特性に合わせ、操作を楽にできるようにすることが可能。

【AC】
交流電源のこと。

【SQS】
スーパークオリティシリーズの略で、京商独自の完成機キットの総称。R/Cメカリンケージを残し、カラーリングも完了しており、ほぼ完成状態の商品構成。高いクオリティの完成機キットにのみ与えられたシリーズ名。

【FM受信機】
ラジオ放送などでも採用されるFM(周波数変調)と呼ばれる無線電波の形式を採用しているR/C用の受信機のこと。他にもAMやPCMといった無線電波の形式を採用した受信機もある。

【FRP】
繊維強化プラスチックの略のことで、R/C飛行機の素材にも用いられている。軽量にも関わらず高い強度を持つ。ファイバー・レジン・プラスチックの略。

【FAI】
国際航空連盟。R/C飛行機、ヘリだけではなく、空に関するスポーツの世界大会や記録などの運営、管理を行う国際的機関。

【F3A】
スカイスポーツ全般を統括する組織、FAI(国際航空連盟)の定める模型航空機のクラスのひとつ。ラジオコントロール・動力付き曲技飛行機における競技規定を指す。現在、日本で最も競技人口の多いカテゴリー。

【F3B】
FAIの定める模型航空機のクラスで、ラジオコントロール・サーマルソアリングにおける競技規定のこと。グライダーによる競技。

【F3D】
FAIの定める模型航空機のクラスのひとつで、ラジオコントロール・パイロンレーシングにおける競技規定のこと。

【F4C】
FAIの定める模型航空機のクラスで、ラジオコントロール・スケール模型における競技規定を指す。R/C飛行機がいかに実機に近い外観を持っているか、そのスケールライクなフライトを再現できるかを競う。

【F5B】
FAIの定める模型航空機のクラスで、ラジオコントロール・電動モーターグライダーにおける競技規定のこと。

【F5D】
FAIの定める模型航空機のクラスで、ラジオコントロール・電動パイロンレーシングにおける競技規定のこと。

【エポキシ】
2液混合型のエポキシ系接着剤や充填剤の総称の略。R/C飛行機製作にも用いられ、エンジンマウント周りや主翼の接合、尾翼の取り付けなど、接着強度と耐グロー燃料特性が要求される箇所に使用される。硬化時間により5分間や30分間、あるいは数十時間タイプなどがある。

【エルロン】
補助翼のこと。主翼の後縁に取り付けられた舵のことで、ロール方向の操縦を司る。送信機のスティックを右に倒せば、右側の補助翼が上がり、逆に左側は下がる。これにより右翼では揚力が減少し、左翼では揚力が増加。機体は前後軸で右回りで回転する。スティックを左に倒した時は逆の動作を行い、左に回転する。 <

【エルロンホーン】
サーボとエルロンをつなぐパーツのこと。エルロンの舵面に取り付けて、サーボホーンからロッドアジャスターを連結して使用する。

【エレベーター】
昇降舵のこと。飛行機の水平尾翼に取り付けられた舵面のことで、ピッチ方向の安定を司る。送信機のスティックを手前に引くとアップになり、昇降舵は上がり機首も上がる。また逆にスティックを前に押せば、ダウンになり、昇降舵は下がり機首が下がる。

【エレボン】
エレベーター(昇降舵)とエルロン(補助翼)の両方の複合した役割をもつ操縦舵のこと。水平、垂直尾翼を持たない無尾翼機やデルタ翼機の左右両翼後縁に取り付けられる。両方を同時に上下に動かせばエレベーターの機能を果たし、左右を逆に動かせばエルロンの機能を果たす。R/C飛行機の場合、送信機のミキシング機能でその設定を行うことができる。同様の複合舵は、フラップとエルロンを兼ねるものがフラッペロン。スポイラーとエルロンを兼ねるものがスポイロン。ラダーとエレベーターを兼ねるものがラダベーター。

【エンコン】
“エンジン・コントロール”の略。サーボでスロットルバルブの開閉量を調整することで、エンジンへの混合気の供給量を制御する。電動機のモーター出力の調整もエンコンと呼ばれることがある。

【エンジンカウル】
機体のエンジンを覆うフェアリングのこと。

【エンジンマウント】
飛行機の胴体にエンジンを搭載する際の台座として用いられるパーツのこと。回転するエンジンの推力を受け止め、絶えず振動や燃料などにさらされることが多いので、他のパーツと比べて高い強度と平滑精密度が要求される。